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透かしの一筆箋(12枚)山次製紙所

¥990(税込)

美しさが宿る、ふわふわの耳

もけもけとした繊維が残った端っこの部分を、「耳」と呼ぶそうです。紙に詳しくなくても、和紙だとわかる特徴ですよね。

越前和紙メーカーの山次製紙所から届いた「透かしの一筆箋」は、この耳の美しさをたっぷり堪能できるプロダクト。6枚ずつ蛇腹状に連なっていて、つなぎ目をちぎるとまた耳があらわれます。一枚では思いが書ききれないときは、何枚かつなげたまま使うこともできますよ。

表はつるつるで、裏はざらっとしているのも和紙の特徴。文字はつるつるした面につづります。ボールペンはもちろん、万年筆などのインクでも書くことができます。インクによっては少しにじみますが、これも和紙ならではの魅力です。

生活の中に和紙を

山次製紙所は、越前和紙のメーカーです。福井県の越前市でおよそ1500年にわたって受け継がれている原料と道具、技法を用いて、一枚ずつ手漉きで和紙をつくっています。

主につくっているのは、お酒のラベルや壁紙などの美術小間紙と呼ばれるもの。日本酒好きの私、耳付き和紙のラベルだったら「これは美味しいに違いない……!」と期待がふくらみます。高級感やスペシャル感がありますよね。

でも、山次製紙所の山下寛也さんは「和紙を特別なものではなく、現代のあたりまえにしたい」と考えています。

「今の一般的な暮らしのなかで、和紙を使うことってありませんよね。伝統工芸士である私は技術の継承と後継者の育成が責務なのですが、和紙が生活のなかで使われなければ、どちらもできないと思うんです」(山下さん)

「透かし」ってなんだ?

生活の中で和紙を使ってもらいたい。だから、山次製紙所では日常で使えるプロダクトを発信しています。

「透かしの一筆箋」もそのひとつ。「白透かし」という、越前和紙の伝統的な技法が生かされています。

紗は絹製の細かいメッシュ状のシートで、原料の液体を濾過する道具。メッシュの網目をふさぐと液体が通りにくくなって原料が乗らないため、ふさいだ部分だけが薄く仕上がります。

これを応用して模様を描いた線で網目をふさぐことで、和紙を自由にデザインできるのだとか。線が細いと透けて模様となり、太いと紙がさらに薄くなって簡単にちぎれるようにもなります。

こちらの一筆箋では文字を書くラインと、ちぎる部分に白透かしの技法が使われているというわけです。

和紙の便箋はあっても、ラインは印刷されているものがほとんど。透かしの技法で描かれたラインは、光にかざすと美しさもひとしおです。

一枚一枚、自分の手でちぎるというひと手間も楽しいですよ。透かしは和紙づくりではスタンダードな技法だそうですが、私たちにはとても新鮮ですよね。

手漉き和紙の技術や可能性を伝える

和紙を身近に感じられるプロダクトには、和紙の技術を残す意味も込められています。山下さんとともにアイデアを練り、開発に取り組むのは、若き職人の谷口美紗貴さんです。

谷口さんは、グラフィックデザイナーから和紙職人に転身した異色の経歴の持ち主。仕事を通して山次製紙所に出合い、伝統工芸だからこそ生活の中で使ってもらいたいというコンセプト、そして山下さんの底抜けに明るい人柄に惹かれて、越前和紙の世界に飛び込みました。

毎日工房で紙を漉き、自社製品や企業からの依頼でオリジナル和紙をつくる際のデザインもまかされています。

「パソコン上でデータをつくるだけではなく、実際に自分で手を動かして最後まで物づくりに携われるのはすごく面白い。毎日紙漉きをしながら感じることを、デザインに落とし込んでいきたいと考えています」と谷口さん。

明治元年の創業から150年以上続く家業、そして伝統を引き継いでいく山下さんの使命感。そこに谷口さんの若くみずみずしい感性が合流することで、和紙の魅力がさらに広がる予感がします。

手しごとならではの風合い

紙漉きの仕事は、天気や湿度でも原料のコンディションが変わり、職人の気分も仕上がりに影響するそうです。「イライラしてたら全然あかんし、逆にルンルン過ぎてもいい紙をすけないんですよ」と山下さんは笑います。

一枚ずつ表情やゆらぎがあるのは手漉き和紙ならではの魅力。届いたらまずは蛇腹を広げて、風合いをじっくりと楽しんでくださいね。もっとたっぷり手紙を書きたい方には、「透かしの便箋」もおすすめです。

photo by Saori Kojima text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone

一筆箋のほか、便箋のお取り扱いもございます。ご購入はこちらから。

メンバーのおすすめポイント

  • ライター / バイヤー 杉本

    丹精込めてつくられた手漉き和紙の上でペンを走らせると、どんな表情になるのかなと毎回楽しみになります。

    この和紙にかかれば、どんな文字でもやさしい印象になり、不思議なあたたかさをまといます。「ありがとう」の気持ちを添えたいとき、ここぞというシーンで使いたくなる一筆箋です。

  • ディレクター / バイヤー 坪根

    いまの時代、一言のお礼なら簡単にメールで済ませられるのに、あえて紙に書くってちょっと合理的ではないんですよね。でも、それをするだけの価値はやっぱりあるんです。

    紙に綴られた言葉は書く側の気持ちの媒介者になって、そこに書かれた言葉の意味以上のことを相手に届けてくれる。紙に書く行為は、そんな不思議な力があると私は感じています。こちらの一筆箋は、その力を何倍にも高めてくれます。

    「紙に文字を書く穏やかな時間の贈りもの」として、友人へにプレゼントするのもいいなあと考えています。

  • デザイナー 根本

    ちょっとしたメッセージでもこの一筆箋に書けば、特別なものになります。大切な人へ贈りものを渡すとき、この一筆箋が添えてあったら素敵だなと思います。

    和紙ならではのふわっとした肌触りが心地よく、文字を書いているときに感じたペン先が沈む感覚が新鮮でした。これが本当の紙なんだなあ。

    紙を切り離すときも、紙の繊維一本一本を離していくような、いままでにない感覚でわくわくしました。

  • 代表 / デザイナー 島

    一筆箋をいくつか試してきましたが、和紙の一筆箋は向き合ったときに気持ちの入り方が違います。

    安くはないものですが、そのぶん一言、一言に気持ちのこもった手紙になると思います。

  • プロジェクトマネージャー 三井

    蛇腹につながれた手漉き和紙。箱を開けてふんわりとした一筆箋を取り出すときの心地よさは最高です。

    インクが滲んでしまいそうな印象ですが、表と裏があり表面は滑らかな質感なので、インクもにじみません。裏面は和紙特有のざらついた質感を楽しめます。

    また、つなぎ部分をちぎったときにできるほころびも真綿のような感触で最高です(笑)。大切な方へのお手紙にどうぞ。

  • ライター 瀬戸川

    ちょっとしたお礼を伝えたいとき、一筆箋が欠かせません。でも、字にはあまり自信がないのです。

    だから目くらましのつもりで模様があるものを選びがちだったのですが、これからはこの素敵な一筆箋に頼らせていただきます! 何よりも「和紙に書く」という行為が、ていねいに文字をつづる気持ちにさせてくれます。

    切り離す作業はちょっと緊張しますが、みしっみしっと手でちぎるのがとっても楽しいですよ。

山次製紙所について

1868年(明治元年)創業の山次製紙所は、福井県の伝統工芸である「越前和紙」の手漉き美術小間紙の製作所です。約1500年の歴史をもつ越前和紙製造の技術を用いて、今も歴史と伝統を大切にしたものづくりが行われています。

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商品詳細・注意事項
サイズ

85mm×195mm×12枚

素材 越前和紙
生産地 日本
有り
使用方法

1枚ずつ使う場合は、折り目をよくつけ、平らなところに置いて切ると綺麗に切り離すことができます。切り目の繊維感をお楽しみください。

注意事項

・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。

・一点一点手作業でつくられているため、柄の出かたが製品によって異なります。また、紙が歪んでいたり柄の一部がずれていたりする場合がありますが、手づくりの風合いとしてあらかじめご了承ください。

・使用する文具によっては、にじんだり乾きにくいことがあります。

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