PICUS
素材の質感が生きた小物たち
「PICUS(ピクス)」が生み出すのは、素材の質感が生きた、シンプルで美しいデザインの小物たち。真鍮や銅、ステンレス、革、木などを用い、それぞれの素材に対する加工のプロと協力して、経年変化を楽しめるオリジナル商品の製作と販売を行っています。
アンティークのように愛され続ける商品を
PICUSは、代表の穂波雅之さんにより2009年に立ち上げられたブランドです。学生時代から、カフェ兼雑貨店を営みたいという夢を持っていた穂波さん。PICUSを立ち上げる以前は雑貨メーカーに勤務し、そのなかでものづくりのノウハウを学んだそうです。
独立してからは、本格的に商品づくりをスタートします。当時製作していたのは、PICUSの代名詞ともいえる、真鍮と真鍮サビを使用したアイテム。鍵をモチーフにしたボールペンや、タイプライターキーをモチーフにしたアクセサリーなど......イギリスの蚤の市で出合った、アンティークグッズからものづくりの着想を得たといいます。
そんなPICUSのコンセプトは、「時代が移り変わっても多くの人々に愛され続けるアンティークのように、使い込み古くなってもなおその魅力を失わない商品」。現在はデスクトップ小物を中心に、お手入れしながらずっと大切に使いたくなるようなアイテムが豊富にそろっています。
経年変化を楽しみながら
2017年からは、形やモチーフに焦点を当てた「MTS(エムティーエス)」「VERSH(バーシュ)」という二つのサブブランドも展開。素材の特性や風合いを生かし、手しごとのよさが伝わるような商品づくりを目指して精力的に活動しています
「経年変化を楽しみながら、ボロボロになるまでたくさん使っていただけたら嬉しいです」とやさしい笑顔で語ってくれた穂波さん。PICUSのアイテムを使い込むうちにどんな表情が生まれるのでしょう。十年後、二十年後がいまからとても楽しみです。