

Ori
株式会社野口製作所
「ものづくりのまち」で生まれたブランド
自動車関連産業を中心に発展した、神奈川県綾瀬市。関東で有数の町工場で栄えるものづくりのまちで、「Ori(オリ)」は生まれました。
Oriを手がけるのは、精密板金加工を得意とする老舗メーカー「野口製作所」です。“日々の生活を豊かにする金属の日用品”をコンセプトに掲げ、金属の加工技術を生かした暮らしにまつわるものづくりを行っています。
熟練の精密板金加工技術を生かして
Oriは「あやせものづくり研究会」をきっかけにして誕生しました。この研究会は、綾瀬市にある工場の技術に注目し、その価値を高めるとともに地域の発展を目指してつくられました。
活動のひとつとして意欲ある市内中小企業の経営者たちと、デザインカンパニー「アッシュコンセプト」が協力し、綾瀬市ならではの4ブランドを設立。そのひとつが、野口製作所のOriというわけです。
たとえばいちじつ で取り扱っている「Ori House」は、金属でできた小さな家型のオブジェです。Oriという名のとおり、折り曲げ加工のみでできていて、溶接は一切施されていません。小さいながらもその美しさと繊細さに驚かされます。
またOri Houseには抗菌・抗ウイルス効果のある銅や真鍮素材が使用されており、花瓶に入れることで雑菌の繁殖を抑え、水を透明な状態で長持ちさせる効果があるのも特徴です。見た目の美しさと機能性を備えているのが自慢です。
長く使うことを楽しんでほしい
今回Oriの魅力を教えてくれたのは、野口製作所の野口律子さん。私たちにこんなメッセージを届けてくださいました。
「隙間のなさや曲げの美しさなど、私たちが長年培ってきた技術力を生かしたものづくりを、ぜひたくさんの方に知っていただきたいです。銅や真鍮は経年変化の出やすい素材でもあるので、長く使うことを楽しんでいただけたらもっと嬉しいです」
Oriのアイテムを手にとれば、町工場の確かな技術力から生まれたかっこよさ、そして私たちの暮らしにそっと寄り添ってくれるような素朴なやさしさを感じていただけるはずです。