• ギフトラッピング対応商品

透かしの便箋(10枚) 山次製紙所

¥1,870(税込)
いちじつ クリスマス限定ギフトラッピング

12月29日までの間、クリスマス限定ラッピングをご用意。
詳しくはこちら。

書く方も、読む方もわくわく

和紙に文字を書くことはありますか? 私は小学校の習字の授業以来かもしれません……。

越前和紙の工房、山次製紙所による「透かしの便箋」は、美しい和紙の風合いたっぷり。普段使っているボールペンで書いてみたら、少しひっかかる感覚があり、そのおかげでいつもより落ち着いてていねいに文字を書くことができました。

何より、和紙を目の前にするとそれだけで背筋が伸びる気持ちです。お使いのインクの種類によっては少しにじむこともありますが、万年筆でも筆記可能ですよ。

手紙を書く機会が減ってしまったからこそ、紙にこだわるのはアリですよね。届いて読む方も、うれしい気持ちになるに違いありません。

生活の中に和紙を

山次製紙所は、越前和紙のメーカーです。福井県の越前市でおよそ1500年にわたって受け継がれている原料と道具、技法を用いて、一枚ずつ手漉きで和紙をつくっています。

主につくっているのは、お酒のラベルや壁紙などの美術小間紙と呼ばれるもの。日本酒好きの私、耳付き和紙のラベルだったら「これは美味しいに違いない……!」と期待がふくらみます。高級感やスペシャル感がありますよね。

でも、山次製紙所の山下寛也さんは「和紙を特別なものではなく、現代のあたりまえにしたい」と考えています。

「今の一般的な暮らしのなかで、和紙を使うことってありませんよね。伝統工芸士である私は技術の継承と後継者の育成が責務なのですが、和紙が生活のなかで使われなければ、どちらもできないと思うんです」(山下さん)

「透かし」ってなんだ?

生活の中で和紙を使ってもらいたい。だから、山次製紙所では日常で使えるプロダクトを発信しています。

「透かしの便箋」もそのひとつ。「白透かし」という、越前和紙の伝統的な技法が生かされています。

紗は絹製の細かいメッシュ状のシートで、原料の液体を濾過する道具。メッシュの網目をふさぐと液体が通りにくくなって原料が乗らないため、ふさいだ部分だけが薄く仕上がります。

これを応用して模様を描いた線で網目をふさぐことで、和紙を自由にデザインできるのだとか。線が細いと透けて模様となり、太いと紙がさらに薄くなって簡単にちぎれるようにもなります。

こちらの便箋では文字を書くラインと、ちぎる部分に白透かしの技法が使われているというわけです。

和紙の便箋はあっても、ラインは印刷されているものがほとんど。透かしの技法で描かれたラインは、光にかざすと美しさもひとしおです。

一枚一枚、自分の手でちぎるというひと手間も楽しいですよ。透かしは和紙づくりではスタンダードな技法だそうですが、私たちにはとても新鮮ですよね。

手漉き和紙の技術や可能性を伝える

和紙を身近に感じられるプロダクトには、和紙の技術を残す意味も込められています。山下さんとともにアイデアを練り、開発に取り組むのは、若き職人の谷口美紗貴さんです。

谷口さんは、グラフィックデザイナーから和紙職人に転身した異色の経歴の持ち主。仕事を通して山次製紙所に出合い、伝統工芸だからこそ生活の中で使ってもらいたいというコンセプト、そして山下さんの底抜けに明るい人柄に惹かれて、越前和紙の世界に飛び込みました。

毎日工房で紙を漉き、自社製品や企業からの依頼でオリジナル和紙をつくる際のデザインもまかされています。

「パソコン上でデータをつくるだけではなく、実際に自分で手を動かして最後まで物づくりに携われるのはすごく面白い。毎日紙漉きをしながら感じることを、デザインに落とし込んでいきたいと考えています」と谷口さん。

明治元年の創業から150年以上続く家業、そして伝統を引き継いでいく山下さんの使命感。そこに谷口さんの若くみずみずしい感性が合流することで、和紙の魅力がさらに広がる予感がします。

和紙らしさ、たっぷり

いちじつでご紹介している山次製紙所のカードケースは、「これが和紙でできているの?」と驚きましたが、こちらは「ザ・和紙」の魅力をたっぷりと堪能できる一品です。

ちょっとしたお礼の気持ちをつづるときに欠かせない、一筆箋もお取り扱いしていますのでぜひご覧ください。

photo by Saori Kojima text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone

便箋のほか、一筆箋のお取り扱いもございます。ご購入はこちらから。

メンバーのおすすめポイント

  • 代表 / デザイナー 島

    和紙というとザラッとして細いペンでは書きづらそうなイメージがあったのですが、ペンを走らせると凹凸もなくサラッとした書き心地。いくつかペンとインクを試したのですが、私の場合はインクの滲みもまったくありませんでした。

    和紙に文をしたためるなんて平安貴族になったような少し贅沢な気分です。特別な人へ感謝の気持ちを伝える際に使ってみたいと思います!

  • デザイナー 根本

    特別な人へ思いを綴るときに使いたいです。この便箋を使うときは、一文字一文字を大切に書けそうな気がします。

    つくりについては、和紙ならではのふわっとした肌触りが心地よく、文字を書いている時のペン先が沈む感覚が新鮮でした。これが本当の紙なんだなぁという感じ。

    紙を切り離すときも、紙の繊維一本一本を離していくような、いままでにない感覚でわくわくしました。

  • ディレクター / バイヤー 坪根

    初めて手にしたとき、見た目の美しさはもちろん、天使の羽のようなふわっとした手触りに驚きました。和紙とは、自然と人が調和してつくり出す芸術品なんだなと改めて実感。

    その手漉き和紙の技術を日常で感じることができるのが、こちらの便箋。和紙のすばらしさを表現しながら、文字を書いたときのインクのにじみが気にならないという使い勝手のよさも考えられています。

    最近、「人生の先輩」と文通をしているので次回はこちらの便箋を使わせてもらおうと思っています。

  • プロジェクトマネージャー 三井

    手漉き和紙の感動を、ぜひ感じていただきたい! 1500年の伝統を肌で感じることができるって幸せですよね。自分の気持ちをしたためるのには、最高の便箋です。

    ふんわりした質感ですが、繊維がしっかりと絡み合っているのでとても丈夫な便箋です。手漉きならではの風合いと、罫線とつなぎ部分に使われている透かしの伝統技法が日本の奥ゆかしさを感じさせてくれます。紙好きにはたまらない逸品です!

  • ライター / バイヤー 杉本

    以前、手漉き和紙体験をしたことがあるのですが、これがまた難しいんですよ。ほんとうに! だからこそ、こんなにも繊細で美しい手漉きの和紙には驚かされます。

    文字を綴るときにはいつも以上に気持ちを込めたくなりますし、手紙を受け取った相手にもきっとそれが伝わるはず。手紙という文化がより豊かになるような、特別な便箋です。

  • ライター 瀬戸川

    誰が見ても和紙だとわかる、もけもけとした繊維感が残った端っこ。印刷ではなく、伝統的な技法でデザインされたうっすらと透ける美しいライン。

    デザインは潔いほどにシンプルなのに、とびっきりの特別感と存在感があります。長いお手紙はしばらく遠ざかっていましたが、久々に手紙を書きたくなる便箋です。

    切り離す作業はちょっと緊張しますが、みしっみしっと手でちぎるのがとっても楽しいですよ。

山次製紙所について

1868年(明治元年)創業の山次製紙所は、福井県の伝統工芸である「越前和紙」の手漉き美術小間紙の製作所です。約1500年の歴史をもつ越前和紙製造の技術を用いて、今も歴史と伝統を大切にしたものづくりが行われています。

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商品詳細・注意事項
サイズ

165mm×250mm×12枚

素材 越前和紙
生産地 日本
有り
使用方法

1枚ずつ使う場合は、折り目をよくつけ、平らなところに置いて切ると綺麗に切り離すことができます。切り目の繊維感をお楽しみください。

注意事項

・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。

・一点一点手作業でつくられているため、柄の出かたが製品によって異なります。また、紙が歪んでいたり柄の一部がずれていたりする場合がありますが、手づくりの風合いとしてあらかじめご了承ください。

・使用する文具によっては、にじんだり乾きにくいことがあります。

ギフトラッピングについて

こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。

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