WASHIZUKA GLASS STUDIO
ガラスのまちで生まれたブランド
ガラスのまち、富山。300年以上続く「富山の薬売り」をルーツとし、薬の周辺産業としてガラスの薬びん製造が盛んになったことから、この土地では昔から多くのガラス職人が活躍していたといわれています。
洗練された美しいガラス作品を生み出し続ける鷲塚貴紀さんも、富山を拠点に精力的に活動されているガラス職人のひとり。鷲塚さんが2015年に立ち上げた「WASHIZUKA GLASS STUDIO」は、ハンドメイドで日用品をつくるガラスブランドとして絶大な人気を集めています。
素朴ななかにある確かな存在感
数あるガラス作品のなかでも、鷲塚さんの作品には一目で惹きつけられる独特な存在感があります。とはいえ派手なわけでなく、むしろシンプルを極めたかのような佇まい。
お皿やグラスなどの食器類からインテリア雑貨まで、「何を使うかより、どのように使うかを大切に、使い道を想像しやすい素直な形を心がけている」という思いでものづくりに向き合っている鷲塚さん。洗練されているのに、どこかあたたかみを感じる理由はそこにあるのでしょう。
人の暮らしになじんでいく道具
鷲塚さんが大切にしているのは「物質的なものではなく、自分という人に価値を置く」ということ。
この価値観から生まれた、さまざまなスタイルとシーンに自然となじむ道具。これこそが人々を惹きつけるWASHIZUKA GLASS STUDIOの魅力なのです。