SyuRo
ものづくりはいつも身近に
ものづくりのまち、東京都台東区にアトリエを構える「SyuRo(シュロ)」。デザイナーの宇南山加子さんが、空間ディスプレイや生活雑貨などの企画・ディレクション会社として1999年に設立しました。
ジュエリーデザインをする職人の父の元、台東区で育った宇南山さんにとって、幼い頃からものづくりはとても身近な存在。デザイン会社としてはじまったSyuRoですが、いつしか地元の職人さんとともに、生活で使い続けることのできる道具を生み出すようになりました。
人の手から生まれるあたたかなモノ
SyuRoが掲げるコンセプトは「モノがたりのあるモノづくり」。思いやりや心意気の感じられる空気を、生活デザインとして伝えていけるような「かっこよく気取ったモノでもない。かっこよくあたたかいモノ」を届け続けています。
日本の伝統や職人さんの技術、または福祉作業所でつくられるものなどに、SyuRoのフィルターを通す。つまりSyuRoならではの「デザイン」というスパイスを加えることによって新たな魅力を兼ね備えた商品が生まれる、というわけです。
“日常のデザインプロダクト”というだけあって、私たちの生活にすっとなじみ、長く大切に使えるようなアイテムばかりです。
心に触れるデザインのちから
手しごとの温度を随所に感じるSyuRoのプロダクトは、どこかノスタルジック。ですが懐かしさのなかに新しさも感じられます。なによりそばにあると少しほっとするような、不思議な魅力があるのです。
ものづくりのまちから発信される洗練されたプロダクト。今後はどのようなものに出合えるのかなと、密かに期待をふくらませています。