saredo -されど-

saredo -されど-

株式会社萱澤商店

糸に紡げなかった「落ちわた」に再び命を吹き込む

2014年、ito(糸)と hito(人)をつなげる仕事をするカヤザワアリアツさんと、カヤザワリョウコさんにより立ち上げられた「saredo -されど- 」。1948年に奈良県大和高田市で創業した糸の卸会社「萱澤(かやざわ)商店」から生まれたオリジナルブランドです。

日本国内の紡績工場で糸を紡ぐ際に発生する落ちわたは、廃棄されたり、布団わたなどの業者に売られます。この落ちわたを独自の紡績方法を用いてリサイクルコットンとして再生。そうしてできた再生糸を使用して、持続可能なさまざまな暮らしの道具を提案しています。

キーワードは4つのことば

saredoが掲げるテーマは「落ちわたが紡ぐサスティナブルな暮らし」。

落ちわただけで紡いだリサイクルコットンの糸や靴下、帽子など、暮らしに寄り添う「sare道具(されどもの)」と呼ばれるアイテムには一つひとつストーリーがあります。それらはブランドの頭文字である4つのことばをキーワードに生み出されています。

S ustainable - 持続可能な(環境を破壊せずに、現状を維持したまま永久的に継続できる)

A lternative - もうひとつの選択、代わりとなる、異質な、型にはまらない

RE novation - 革新、刷新、修理。既存のものが完成当時に持っていた価値を
       リスペクトしながら新たな価値を創造し再生、再構築すること

DO mestic - 自国の、国産の、自前の=DIY精神に則った

平和への思いをリサイクルコットンにのせて

売り上げの3%をドイツ国際平和村に寄付する「わたの和」rin -輪- cotton プロジェクトとリンクして活動しているsaredo。カヤザワさん夫妻のものづくりの背景には、「平和」への思いが強く感じられます。

比較的毛足が長い落ちわたを使用することで実現した、ほかにはない落ちわた100%の甘撚(よ)りで風合いのいいリサイクルコットン。ふたりは、それを「輪廻転生」「資源循環の輪」をイメージさせる「輪(リン)」という言葉と組み合わせて「rin -輪- cotton(リンコットン)」と名づけました。

リサイクルコットンを通して、持続可能な暮らしや平和のことについて、少し立ち止まって考えるきっかけを私たちに与えてくれます。

毎日使いたくなる心地のよい商品を

本来なら糸に紡げなかった落ちわたの可能性を見いだし、再び命を吹き込まれたsaredoのアイテム。リサイクルコットンならではの糸の質感や、人の手で染め上げられた味のある色、そしてなにより糸からていねいに紡がれ、製品として生まれ変わったものが持つ温かみがとても魅力的です。

全国各地の工場や職人さんと協力しながら、「たかが」ではなく「されど」と思われるようなものづくりを行っているsaredo。追求された着心地のよさに加え、シンプルで飽きのこないデザインだからこそ、毎日のように使いたくなるものばかりです。

これからも、落ちわたから始まる新たなストーリーが生まれることを期待せずにはいられません。

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