渋うちわ 小丸 ひまわり柄

    栗川商店

    ¥2,750(税込)
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    明るい気持ちになるデザイン

    夏の相棒に「栗川商店」の「渋うちわ」はいかがでしょう。ダンスしているようなひまわり柄が、暑さでへばってしまいそうな日もピースフルな気持ちにしてくれます。

    渋うちわは栗川商店がある熊本県山鹿(やまが)市の来民(くたみ)地域で、江戸時代から受け継がれている伝統工芸品です。竹と和紙でできたうちわはとても軽やか。独特の色合いは、扇面に塗られた柿渋によるもので、丈夫で長持ちすることが特徴です。

    一般的なうちわに近い丸い形の「小丸(しょうまる)」は、かつて「子どもうちわ」と呼ばれていた形を復刻したもの。

    モダンな雰囲気を生み出す細くて長い持ち手は、栗川商店のオリジナルです。ひまわり模様に合わせて、持ち手は明るいイエロー。カシューという天然染料で色付けされています。

    時を重ねるごとに増す美しさ

    来民渋うちわの最大の特徴は、表面に塗られた柿渋です。栗川商店では自家製の柿渋を毎年つくっており、龜(かめ)で5年以上発酵させたものを使っています。

    柿渋は和紙を丈夫にし、含有成分のタンニンが防虫、防腐、抗菌の役目を果たすため長く使い続けることができます。また柿渋のコーティング効果は水にも強く、乾かせば変わりなく使えます。なんと、ホースで水を10分ほどかけ続ける実験にも耐えたそうですよ!

    時を重ねるうちに柿渋の酸化反応で色が変化し、使うごとに竹のしなやかさが増してあおぎ心地もやわらかくなります。

    「新品の時だけではなく、年月を重ねるごとに美しさや価値が増す。西洋建築のようなものだと思うんです」と、栗川商店5代目の栗川恭平さん。まさに経年変化を楽しめるうちわは、ともに年を重ねる長い相棒となってくれることでしょう。

    すべて職人による手しごとで仕上げる

    渋うちわは、手作業でつくられるため一つひとつに表情のゆらぎがあり、それもまた魅力のひとつになっています。1つでき上がるまでには、大きく6つの工程があり、それぞれ専門の職人が仕上げています。

    1. 骨作り……「骨師」と呼ばれる職人が、うちわの骨をつくります。小刀を使い、幅2cmほどの竹に20本以上の切れ込みを入れます。
    2. 編み……うちわの形に開く工程は「編み子」さんの仕事です。切れ込みを放射線状に開き、一本一本を糸で編んで固定します。
    3. 貼り……「貼り子」さんが、手早く和紙を貼ります。手すきの和紙で骨全体をすっぽりと覆い隠します。
    4. 形切(なりきり)……丸、四角、小判形などの形に仕上げます。はさみではなく、うちわ形の包丁を木槌で叩いて切ります。職人は「形切師」と呼ばれます。
    5. 縁(へり)取り……「縁子(へりこ)」と呼ばれる職人が、うちわの周囲を補強します。
    6. 渋引き……うちわの表面に自家製柿渋を塗ります。その後、天日干しをして完成です。

    さらに、夏の盛りには自家製柿渋の仕込み、秋には真竹の刈り取りも職人が自ら行っています。ぐんぐん成長する竹林の手入れは一年を通して必要で、実は一番苦労が多い作業なのだそうです。

      歴史と物語のあるうちわ

      はじまりは江戸時代とされ、長い歴史を持つ渋うちわ。かつては来民に十数軒あったうちわ屋は姿を消し、今でもつくり続けているのは栗川商店だけとなりました。

      竹の伐採にはじまり素材の多くを自ら調達して、つくり手を確保し職人技を次世代につなげて、さらにそれを130年以上にわたり続けていく——。これは決してたやすいことではありません。

      それでも、栗川商店が「日本の天然素材を使って、手づくりすること」にこだわり、来民渋うちわをつくり続ける背景には、「物ではなく物語を届けたい」という栗川商店の思いがあります。

      ゆかた姿に合わせたい、ひまわり柄

      写実的に描かれたひまわり柄は大人っぽさもありつつ、夏らしさたっぷりでとてもキュート。ゆかたの帯に挿して、夏祭りや花火大会に繰り出したくなります。

      こちらは栗川商店のメンバー、Suu(スー)さんによるデザインです。ストーリー性とリアリティのあるひまわり柄は、Suuさんの持ち味が存分に発揮されたもの。デザイナーの加入によって、定期的に新しいデザインの渋うちわがお目見えするそうで楽しみです。

      竹の持ち手が熱を帯びた手のひらを冷まし、柿渋効果で張りのある扇面が、しっかり風を送ってくれるので涼しいですよ。涼むための道具は数あれど、天然素材ならではの心地よさが渋うちわにはあります。

      「小丸」はほかに無地、赤ダイヤ、黒ダイヤの計4柄をお取り扱いしています。持ち運びやすいサイズの「仏扇(ぶっせん)」もぜひチェックを。

      photo by Saori Kojima text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone

      メンバーのおすすめポイント

      • ディレクター / バイヤー 坪根

        栗川商店さんのうちわは、まず形がとても美しいと思っています。

        その美しさを損なわず、より際立たせるようなひまわりの絵。絶妙なさじ加減はさすがの一言です。

        家の中で使うよりも、外出時に持っていって「私のうちわはこんなに素敵なんだぞ」と、みんなに見てもらいたくなっちゃいます(笑)。

      • 代表 / デザイナー 島

        夏らしく、前向きな気持ちになれる素敵な柄ですね◎

        シンプルなモノトーンの服はもちろん、柄の浴衣にも合わせやすく、手元がパッと明るく感じられます。

        パッケージもインパクト大なので子どもから大人まで、プレゼントにもイチ押しのアイテムです!

      • ライター 瀬戸川

        柿渋のコーティングでセピアがかった色になっていて、夕焼けのなかで咲くひまわりのようなエモさにきゅんとします。

        使いやすさと絵柄の楽しさに、何本も欲しくなってしまう渋うちわ。

        伝統工芸らしさのなかにも今っぽさを感じさせるデザインのひまわり柄は、2本目におすすめです。

      • ライター / バイヤー 杉本

        「ひまわり柄」と聞くとポップでかわいらしいデザインを想像していたのですが......ワンピースやスカートのパターンにしてもよさそうな、大人な表情が素敵! 

        柿渋で染まった和紙の地にマッチした、落ち着いた雰囲気が魅力です。

      • プロジェクトマネージャー 三井

        昔ながらの和柄も魅力的ですが、レトロモダンなひまわり柄は、柿渋うちわにぴったりなデザインですね。

        浴衣や和服だけでなく、洋服にも合わせやすい素敵な柄ですよ。

        花火や海水浴、キャンプなど夏のイベントにもぴったりなアイテムです。

      • デザイナー 根本

        なんとも夏らしいひまわり柄! 

        和紙のナチュラルな色味をいかした派手すぎない色使いが、日常で使いやすくお気に入りです。

        他にはないイエローのさりげない縁取りも、遊び心があって◎

        無地の浴衣と併せて持ったら、アクセントとして映えそうです。

      栗川商店について

      明治22年創業の「栗川商店」は、熊本県山鹿市・来民地域で伝統工芸品の「来民渋うちわ」をつくっています。かつては町をあげての主要産業だったものの、今では渋うちわをつくっているのは栗川商店のみ。江戸時代から伝わる技法を引き継ぐだけではなく、現代の価値観に合わせてアップデートしながら来民の伝統を守り続けています。

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      商品詳細・注意事項
      サイズ

      横195mm×縦375mm

      素材

      真竹(阿蘇外輪山産)、手漉き和紙、自家製柿渋

      原産国 日本
      無し
      注意事項

      ・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。

      ・火の近くで使用する際は取り扱いに十分にご注意ください。

      ・和紙は破れやすい性質の為、角の尖ったものに当たらないように注意してください。

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