tumi-isi/ツミイシ 木製ブロック 吉野杉・ヒノキのミックス
A4
子どもも、大人もしっかり楽しい
大きさも、形もばらばらの、5つの木製ブロックが入っています。
「tumi-isi(ツミイシ)」はいわゆる積み木ですが、水平な面がないため、すいすいとは積み上げられません。川原の石を積み上げるときのような、バランス感覚が必要です。でもそこが楽しくて、お子さまはもちろん、大人もしっかりハマってしまうオブジェクトです。
創造力と好奇心を引き出すブロックは、プレゼントにおすすめ。tumi-isiのイラストが箔押しで描かれた美しいボックスは、箱を開けるときのわくわく感をさらに高めてくれます。ブロックをやさしく包む巾着も、収納に便利ですよ。
こちらは、「A4(エーヨン)」の活動拠点である奈良県東吉野村で育まれた、杉とヒノキを素材にしています。軽くてやわらかい材質が特徴で、落としても家具や床を傷付けにくいところがうれしいポイントです。
一つとして同じものはない、ランダムな形
tumi-isiは、A4代表の菅野大門さんを含めて4、5人の職人が手作業でつくっています。
設計図などはなく、決まりごとは「水平、垂直な面をなるべくつくらない」ということのみ。大まかな形と大きさ以外はそれぞれの職人次第で、一つとして同じものはないそうです。
ランダムな形は規格外製品が出にくく、木材を余すことなく使えるメリットもあります。傷や塗料の色だまりができても、切ったり、削ったりすれば、魅力的な正規製品となります。
また制作過程で出る木片は、tumi-isiの緩衝材に使われています。木材を大切にしてつくられているプロダクトに触れると、私たちも自然と長く大切に使いたい気持ちになります。
吉野の木材に出合って商品化が実現
家具製作で出る端材をなんとなく整えていたら誕生したという、tumi-isi。2008年に海外の展示会で発表して大きな注目を集めましたが、すぐに模倣品が出回ってしまったため、あえて商品化はしなかったそうです。
そこから2013年に東吉野村へ越してきた菅野さん。この地で500年以上の歴史を持つ「吉野林業」で育まれる杉やヒノキに出合ったことが転機になりました。
「近所に燃やすほどある吉野材でつくってみたら、軽くて、やわらかくて、握りやすくて、積み木と相性がいいと気づきました。何年もかけて育てられる吉野材は節が無く、太い丸太が豊富にあることも、角材から切り出すtumi-isiにとって最適でした」と菅野さん。
地元だから、良質な木材を手ごろな価格で調達できることも大きなメリット。機能と品質、価格のバランスに納得のいく商品がつくれる条件が整い、アイデア誕生から長い時を経て、2016年に商品化が実現しました。
A4でつくられたtumi-isiの証として、一番小さいブロックに「DESIGNED BY A4 JAPAN」の刻印が入っています。
長い時間をかけたものづくり
A4のプロダクトは、試作、試用、改良を何度も繰り返して完成します。
tumi-isiの場合は、木の表面を整えるやすりの番手を何十種類と試しました。なめらかにし過ぎると、積んだときにすべり落ちてしまい、楽しさが失われてしまうからです。
色付けには子どもがなめても安心な、ヨーロッパの玩具安全基準「EN71-3」をクリアした塗料を使っています。
もともとは子ども向けのプロダクトとして考えられたものではなかったのですが、試作品を菅野さんの知人に使ってもらった際、「口に入れても大丈夫?」と聞かれたことがきっかけとなり、子どもがなめても安心な素材を探して使うことにしたそうです。
つくっては使い、使ってはつくり。長い時間をかけてつくるプロダクトには、楽しさと心地よさのための知恵が詰まっています。
使う人も、つくる人
積んで遊ぶことはもちろん、オブジェとしてキャビネットに飾っても、床に転がっていてもすてき。
杉もヒノキもやわらかい木材のため、愛用するうちに傷が付いたり、塗装がはがれてきたりします。むしろそういった傷や色の変化があってこそ、さらに愛着が増すプロダクトです。
A4では、「お客さまが使うことも、ともにつくる過程」という考えから、削り直しや再塗装など、有料のアフターサービスをいつでも受け付けています。
tumi-isiの場合は、「新品同様に削り直すのか、一面だけ使いこんだ雰囲気を残すのか」など、要望を聞いて仕上げてくれるそう。いちじつでご購入いただいたものは、当店が窓口になりますのでご相談ください。
自分だけの味わいが生まれるのを楽しみにしながら、暮らしのなかでずっと使い続けてくださいね。
photo by Saori Kojima text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone
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メンバーのおすすめポイント
A4について
奈良県・東吉野村を拠点に活動するプロダクトデザインレーベル。「本物をつくる」をコンセプトに、商業的になり過ぎず、アイデアやクオリティを大切にした、少量から中量生産のプロダクトを発表しています。
サイズ | ブロック:約40〜90mm角の無垢材 パッケージ :幅240mm×奥行175mm×高さ80mm |
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重量 |
500〜600g |
素材 |
吉野杉、吉野ヒノキ(奈良県産)、ヨーロッパ玩具安全基準「EN71-3」塗料 |
内容 |
5ブロック入り(うち1ブロックは素地)、収納袋 |
箱 | 有り |
原産国 | 日本(奈良県) |
注意事項 |
・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。 ・手作業で加工しているため、一つひとつ重さや形状が異なります。また着色も手作業のため、塗りムラがありますので、ご了承ください。 ・木材が変形する原因となるため、直射日光に長時間当てないようにしてください。また、ストーブやエアコンの熱が直接当たる場所での使用は避けてください。 ・ときどき、みつろうや食用のひまわり油などで保湿することをおすすめします。 ・シンナーやベンジンなどの薬品の使用は避けてください。 ・天然木のため、木目や色の個体差および経年変化がありますのでご了承ください。 |
こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。
- 通常ギフトラッピング
- 化粧箱入りギフトラッピング
クリスマスラッピングは上記よりお選びください。
- 通常ギフトラッピング(220円 税込)
- 化粧箱入りギフトラッピング(385円 税込)
なお、ギフトラッピングをお選びで、複数商品をご購入のお客様は、お手数ですがギフト対象商品名をカート追加後の備考欄にご記入ください。
※記入例
ディレクター / バイヤー 坪根
これまでに何度もtumi-isiで遊んだことがありますが、全然飽きません!
最近は、一つひとつの接地面をいかに少なくして積み上げられるかに挑戦しています(笑)。
ミックスはカラフルな色使いが魅力ですが、一つだけ白木が入っているのが木そのものへの愛を感じて好きです。
プロジェクトマネージャー 三井
面取りされたオブジェクトに「萌え」を感じるのは私だけでしょうか。昔からデッサンに使う多面体や面取り石膏像に心を躍らせていました。
それがなんと、積み木として遊べるとは......。うれしくて膝がガクガクします(笑)。
職人さんが一つひとつていねいに削って仕上げた吉野の木材は、新しい命を吹き込まれたような魅力的な佇まいがあります。
飾るもよし、遊ぶもよしなアイテムです。
ライター / バイヤー 杉本
簡単そうに見えますが、ほどよい難しさがありつい夢中に。
積み上げていくのに工夫がいるので、お子さん用の知育玩具としてぴったりです。
「杉とヒノキのミックス」は、やはりこのカラフルな見た目がポイント。
カラフルだけど落ち着きのある色味なので、インテリアにもなる玩具だと思います。
デザイナー 根本
眺めているだけでもわくわくするカラフルなtumi-isi。
ポップなカラーリングから透けて見える、いろんな形の木目がかわいい。
木とは思えないくらい滑らかな肌触りと、ほどよく削られた丸い角が、なんだか手に心地良く、手のなかでずっと転がしていたくなります。
ライター 瀬戸川
カラフルに色付けされたtumi-isiは、お子さまに特におすすめ。軽くて安心して遊べます。
簡単には完成できないので、創造力が鍛えられそうですよ。
とがった面が無く、床に転がっているブロックを踏んでしまったときのダメージも少なめです◎