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大門箸 吉野ヒノキの極細箸 8膳入り
A4
静かな品格のある佇まい
「A4(エーヨン)」は、奈良県の東吉野村を拠点に活動するデザインレーベルです。クリエイティブディレクターの菅野大門さんが監修を手がけ、その名を冠した「大門箸」は、使い捨て箸の美しさと機能性を極めたオリジナルプロダクトです。
地元の良質な吉野ヒノキを素材とし、使い捨て用でありながら何度も繰り返し使うことができる丈夫さがあります。細くすらりとした形、明るく白い木から品格が漂います。
一番の特徴は、極細の箸先です。口に入ったときに違和感がなく、料理をよりおいしくいただくことができます。片側はあえて太めに仕上げられていて、麺の取り分けなどはこちらの方がつかみやすいかもしれません。
軽くて持ちやすく、普段使いに最適。来客時のおもてなし箸や、料理の盛り付けや取り分け用の箸など、幅広い用途に使えます。こちらは8膳入りのセットです。
箸の町でつくられる、良質な使い捨て箸
A4はさまざまな職人とともに製作する、少量から中量生産のプロダクトを発表しており、この箸は、奈良県下市町にある割り箸製造企業とつくっています。
良質な吉野材を産出する下市町は、割り箸づくりが盛んな「箸の町」。捨てられてしまう丸太の端部分を活用した使い捨て箸は、山を維持するための間伐にも一役買っている、エコロジカルな製品です。
大門箸は、下市町で多くつくられている「らんちゅう箸」を原型としています。かつて千利休が客人をもてなすために考案したもので、中央が太く、両端が細く削られた形が特徴です。
らんちゅう箸は1本の両端が左右対称につくられていますが、大門箸は左右非対称のアシンメトリーな形。これが最大の特徴であり、美しさと使いやすさの秘密です。
料理をおいしく食べる道具として
試作と試用を繰り返して、じっくり時間をかけて開発されるA4のプロダクト。大門箸は、開発から発売までに2年以上がかけられました。
料理を繊細に味わえるよう、箸先はなるべく細く。口当たりがいいように、一つひとつ手作業で、刃物を使って極細に仕上げています。
両端とも極細に仕上げる形も試しましたが、片側はあえて太めに残すことで、上下を迷わず使えるようにしました。
また、家族や友人が使う姿を見ているときに、自然と一番太い箇所を持つことに気づいた菅野さん。そこで試作を繰り返し、箸の長さが6:4になる位置に一番太い箇所がくるようにしました。この位置で箸を持つと無意識に使っても、美しい所作になります。
寿命がくるまで、何度でも
使い捨てではありますが、吉野ヒノキ製でしっかりと強度があるので、1度使うだけでは正直もったいない!
洗って乾かして、ぜひ寿命がくるまで愛用してください。菅野さんは、季節が変わるごとに新調しているそう。気持ちの切り替えにもなっておすすめですよ。
ラフに使って問題ありませんが、水に浸けたり、乾きが悪いまま放置したりするとカビが発生しやすいので、そこだけはご注意くださいね。
箸としての役目を終えたら、工作に使うもよし、キャンプの火にくべてもよし。箸として、木として、最後まで使い切ることができる——気持ちのいい道具を、暮らしに取り入れてみてください。
photo by Saori Kojima text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone
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メンバーのおすすめポイント
A4について
奈良県・東吉野村を拠点に活動するプロダクトデザインレーベル。「本物をつくる」をコンセプトに、商業的になり過ぎず、アイデアやクオリティを大切にした、少量から中量生産のプロダクトを発表しています。
サイズ | 箸:長さ26cm パッケージ :幅137mm×高さ270mm |
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重量 | 50g(8膳で) |
素材 | 吉野ヒノキ(奈良県産) |
内容 | 8膳入り |
箱 | 有り |
原産国 | 日本(奈良県) |
注意事項 | ・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。 |
こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。
- 通常ギフトラッピング
- 化粧箱入りギフトラッピング
クリスマスラッピングは上記よりお選びください。
- 通常ギフトラッピング(220円 税込)
- 化粧箱入りギフトラッピング(385円 税込)
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※記入例
ライター 瀬戸川
使い捨て用でありながら、この繊細な箸先!
箸先は細ければ細いほど食事をおいしく感じる派として、これは推さずにはいられません。
来客時にこのお箸がテーブルの雰囲気も料理のお味も品格漂うものに変えてくれます。白木のおめでたい風情も好きです。
デザイナー 根本
食事シーンをより快適にしてくれるお箸です。
太い方は煮物や中華料理などのゴロッとしたおかずが取りやすく、料理を取り分けるときの菜箸としてぴったり。
細い方は細かなものまでつまみやすいので、朝のお弁当づくりの際に小回りが効き重宝します!
持ったときのふわっと軽い感覚が印象的でした。
プロジェクトマネージャー 三井
食材をつかむのに最適なお箸は、やっぱり先が細いものがいいなと思っています。
使い捨てといえども、しみじみとお箸のよさを堪能できる魅力があります。
食べるのも、つくるのも大好きなので、普段使いだけでなく料理をつくる際にも使っていきたいと考えています。
来客時のおもてなしにもちょうどいいので一家に1セットあると便利そうです。
ライター / バイヤー 杉本
私はいつも細い箸を愛用しているので、いまの箸に寿命がきたらぜひこのアイテムをお迎えしたい!
使い捨てとはいっても、繰り返し使えるというのも嬉しいです。
品のある風貌なので、来客用にストックしておくのもよさそうです。
ディレクター / バイヤー 坪根
展示会で菅野さんにお会いしたときに「“大門”てもしや自分の名前が由来ですか?」とお聞きしたら、「そのくらい自信のある箸なんです」とおっしゃられていたのが印象に残っています。
「使い捨ての箸」というと怪訝に思う方もいるかもしれませんが、間伐材を使い、山の環境保全にも役立っています。
使う人のことも、その先のことも考えられているすばらしいプロダクトだと思います。