- 単品ギフトラッピング不可
茶漉し箒
東屋
12月29日までの間、クリスマス限定ラッピングをご用意。
詳しくはこちら。
お手入れしたかった「あの場所」用の道具
みなさんは急須の洗浄をどのようにしていますか? 私は食器と同様、内側を洗剤で洗って済ます程度だったのですが、この茶漉し箒に出合ってハッとしてしまったんです。
「そういえば急須の注ぎ口の中って、ちゃんと洗ったことないかも……!」
私と同じように冷や汗をかいてしまった方は、ぜひご注目ください。
簡単に急須をお手入れ
この茶漉し箒は、急須の注ぎ口と茶漉しの間のお手入れをするためにつくられたアイテム。用途が限定的な道具にほど魅力を感じてしまうから不思議です。
使い方はいたってシンプルです。
- 急須の中の汚れをふやかす
急須に熱湯を入れ蓋をし、45分ほど放置。固まった汚れをふやかします。 -
急須の注ぎ口に箒を入れる
まず箒部分に十分水を含ませておきます。筒部分の先端を急須の注ぎ口の入り口に置き、注ぎ口と筒に親指と人差し指を添えた状態で、ゆっくりと箒を押し出します。
このとき筒を注ぎ口に入れすぎないよう注意。注ぎ口が傷付かないように、ゆっくり、やさしく行ってください。
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箒を動かして中をお掃除
持ち手をそっと押して箒を出し、中で軽くかき回すイメージでやさしくゴシゴシ。奥まで強く出し入れすると箒の破損や曲がりなどの原因になるため、前後左右に「回す」ようにするのがポイントです。
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急須をゆすぐ
箒を注ぎ口から抜き、急須の中の水を注ぎ口から出します。急須をしっかりゆすぎ、中を乾かします。
使い終わった茶漉し箒は、水洗いして水気を取り、濡れている間に形を整え紐で吊るして乾かしておくのがおすすめ。乾いてから筒を箒に被せて保管してください。
各地のつくり手と協働してできた一本
金具部分は水やサビに強い真鍮素材で、同じく東屋のお盆を製造する東京の「坂見工芸」によるもの。使っていくうちに色味などの経年変化を楽しめます。
紐部分は京都の「昇苑くみひも」がつくった組紐を採用。明るい色が道具の差し色になっています。
箒部分は当店でもおなじみ、和歌山の「高田耕造商店」による天然の棕櫚(しゅろ)製。やわらかくコシのあるこの素材ならではのよさを発揮します。
ですが棕櫚は天然素材であるため、使ううちにどうしても短くなっていきます。また、構造上修理することが難しいため、そのことを踏まえたうえでていねいに使っていただけるとうれしいです。
小さいけれど、頼もしい
急須を使ううちに「内側に茶渋汚れが少し目立ってきたな」と思うタイミングで、一緒に注ぎ口と茶漉し部分もお掃除するのがおすすめです。
思わず自宅にある急須をまとめてお手入れしたくなってしまいました。手元に一本あると安心感のあるアイテムです。
photo by Saori Kojima text by Kaori Sugimoto edited by Ikumi Tsubone
メンバーのおすすめポイント
東屋について
1997年の創業当時から信頼できる国内の手工業と協働し、暮らしの道具をつくり続けている東屋(あづまや)。日本の職人の技術を絶やさぬよう、ものづくりの仕組みから正し、使い勝手や使い心地を追求した商品を生み出すという一切妥協のない姿勢を貫いています。
サイズ |
長さ120mm×直径6mm |
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素材 | 棕櫚(和歌山県有田川町)、真鍮、絹 |
製造 | 高田耕造商店(和歌山県海南市)、坂見工芸(東京都荒川区)、昇苑くみひも(京都府宇治市) |
生産国 | 日本 |
箱 | 無し |
注意事項 |
・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。 ・熱湯と熱くなった急須の取り扱いには十分ご注意ください。 ・手づくりのため、サイズに若干の個体差があります。 ・箒部分を注ぎ口の奥に押し付けると、クセや痛みの原因になります。ご使用の際は上下に強く動かさず、回すようにしてお手入れしてください。 ・ご使用の際は水洗いしてから箒の形を整え水気を取り、十分に乾かしてから収納してください。 ・棕櫚は天然素材のため、使ううちに短くなります。なお構造上、修理等はできかねますためご了承ください。 |
こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。
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クリスマス限定ラッピング(12月29日まで)
220円 税込/化粧箱入り 385円 税込 - 通常ギフトラッピング(220円 税込)
- 化粧箱入りギフトラッピング(385円 税込)
なお、ギフトラッピングをお選びで、複数商品をご購入のお客様は、お手数ですがギフト対象商品名をカート追加後の備考欄にご記入ください。
※記入例
デザイナー 根本
茶漉しの網目が細かければ細かいほど、茶葉が引っかかって洗いづらいし、お茶の出も悪くなるんですよね。毎日急須でお茶を飲んでいる祖父母が嘆いていました。
このブラシがあれば、気持ちいいくらい茶渋を掻き出せます! カバーからの刷子の出具合を調整すれば、細いところにも届くので、とても便利。
急須は長く使う前提で買うことが多いので、このブラシとセットだと、より愛着を持って使うことができそうです。
ライター 瀬戸川
まるで仏具のような、ありがたい雰囲気のお道具。筒をスライドすると小さな箒が姿を現します。
魔境のように薄暗くなっている急須の注ぎ口を、今すぐにこの茶漉し箒で洗いたい衝動に駆られました。
毎日必要なものではないけれど、いざとなると最適解がない。かゆいところに手が届く、とはまさにこのことです!
ライター / バイヤー 杉本
こんなアイテムがあったなんて、驚きですよね。いい意味でマニアックで、なぜだか心をくすぐられます。
小さいながらも各パーツのつくり、機能、デザインすべてが二重マル◎
箒部分は当店おなじみ、高田耕造商店が製造。天然の棕櫚はコシがあり、細かな部分のお手入れにぴったりです。
この佇まい、使う前から早くも愛着が湧いてしまいそう。
代表 / デザイナー 島
初めて手に取った際は、おしゃれなキーホルダーかと見紛えた茶漉し箒。なるほどこれは確かに必要な生活道具ですね。
こういった細かいところに目がいくのも、一つひとつの道具を愛する東屋さんならではの視点だなと感じました。
素材や組紐まで、ものづくりへのこだわりが半端ない。お気に入りの急須で、ぜひ使ってみてください。
ディレクター / バイヤー 坪根
静かに消えつつある昔ながらの生活道具って知らないだけでたくさんあると思うのですが、この茶漉し箒もそのひとつ。
隠れている箒部分を引っ張って使うところなど、洒落ていますよね。
時代に合わせて生活様式が変われば、そこで使う道具も変わるのは当然のことですが、茶漉し箒はこれからも残ってほしいなと思っています。
プロジェクトマネージャー 三井
四十数年生きてきましたが、初めて出合ったアイテムです。
細部までしっかりとつくり込まれた茶漉し箒は、この小ささのなかに日本の技術の高さを感じさせてくれました。
ブラシ部分が真鍮の管の中に隠れるのもまた粋ですよね。毎日急須を使っている田舎の祖母にプレゼントしたいなあ。