Bavarder

Bavarder

「おしゃべり」から生まれるアイデアをかたちに

「Bavarder(ババルデ)」は、山岡靖典さん・智里さんご夫妻が、2017年に立ち上げたブランドです。企画からデザイン、製作までをふたりで手がけ、レザーを中心とした現代のライフスタイルに寄り添うアイテムを提案しています。

「ブランドが生まれたきっかけは、夫との日常会話にありました」と語るのは、Bavarderのデザイナー兼革職人である智里さん。

「ふたりともに大学でプロダクトデザインを学び、ものの素材を見たり触れたりすることにもともと興味がありました。大学卒業後、就職に結婚、出産と人生の節目を経て、ある日、夫と何気ない会話をしていたときに、『心が豊かになるようなプロダクトブランドを立ち上げたい』という思いが膨らみました」

夫妻のふとした日常会話がきっかけで生まれたBavarder。ババルデとは、フランス語で“おしゃべり”を意味する言葉です。「おしゃべりからひらめいたモノをカタチに」のコンセプトからつくられるアイテムは、Bavarderらしいひと匙のユーモアを加えた、遊び心のあるデザインが魅力です。

使うことを思いきり楽しんでほしい

Bavarderのものづくりではある技も生かされています。それは、靴づくりの技術。

智里さんは、かつて靴の販売員として働いていた経験があり、次第に靴そのものの製作に興味を抱くように。仕事の傍ら、靴の専門学校に通い始め、そこで革がもつ素材としての奥深さやレザークラフトで使われる道具のおもしろさに魅了されたことが、現在のものづくりにつながっているといいます。

一般的にレザーアイテムといえば「縫うもの」という印象がありますよね。ですが、Bavarderのアイテムのなかには、いちじつ で取り扱っている「NUME FUKURO」シリーズのように、縫わずに仕上げられているものがいくつかあります。

それらには、靴のアッパーとソールを貼り合わせる際に使われる、「圧着製法」という手法が応用されています。縫製のあとがないため、すっきりとミニマルな仕上がりでありながら印象に残る佇まいを実現しています。

風合いのあるレザーを使ってていねいつくられたアイテムは、手にするだけでうっとり。さらに、使い込むほどにレザーならではの経年変化が楽しめるのも魅力のひとつです。

「表面加工を施さず、自然な風合いを残したまっさらな革で仕上げたアイテムなので、使い始めはちょっと緊張するかもしれません。でも、汚れても、キズや折り目がついても、それも含めて“自分らしく”使うことを楽しんでもらえたら嬉しいです」

と、明るい口調で語ってくれた智里さん。Bavarderのアイテムには、まるで身近な誰かとおしゃべりをしているときのような、心がゆるむあたたかさが宿っています。

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