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お盆 真鍮銀めっき 小 東屋

¥22,000(税込)

静かに美しさを放つ存在

シンプルなデザインだけれど、しっかりとした存在感があるもの。歳を重ねるにつれてそんなものに惹かれるようになったいま、まさにこのお盆が私の欲しいものリストの上位に浮上しています。

生活するうえで「あると便利だけどなくても困らないもの」っていろいろとありますよね。昔とは違い今はキッチンカウンターからパッと食器を渡したり運んだりできるから、私のなかではお盆もそのひとつだったんです。

ところがその概念は見事に覆されました。静かな美しさを放つこのお盆をひと目見た瞬間から、家に迎え入れたいという願望がやまなくなってしまったんです。

町工場の熟練の技

このお盆のデザインは猿山修さんが、製造は東京都荒川区で長年金属加工を行う坂見工芸が手がけています。ご覧ください、このリム(縁)の絶妙な立ち上がりの美しさを。これは坂見工芸の職人技の賜物です。

製造の際はまず薄い真鍮の板を円形に切り、旋盤に取り付けられた金型に固定します。板を回転させながら「へら」と呼ばれる棒で型に押しつけて、盆のくぼみが成形されます。これが「へら絞り」という手法。力の入れ具合や角度など、熟練の職人技が光ります。

成形から磨きに至るまで、職人が一つひとつていねいにすべて手作業で仕上げています。一枚の板からできているとは驚きですよね。

直径約24センチの小ぶりなお盆は、来客時や毎日のコーヒータイムに重宝するサイズ。陶器や磁器、ガラスなど、どんな素材の食器とも相性がいいです。

経年変化を楽しむことを前提に制作

このお盆は耐久性のある真鍮で成形後、銀のめっき加工を施しています。新品の状態は、銀特有の白くてやわらかい色調が特徴です。経年変化を楽しんでいただくことを前提につくられているため、めっきの上に変色防止のコーティングなどは一切かけられていません。

使っていくうちに、酸化・硫化作用で色がだんだんと鈍くくすんでいき、黄色みを帯びていきます。手や器などがよく触れる箇所には「アタリ」と呼ばれる、独特の風合いが表れます。傷がつき、めっきの下の真鍮に空気が触れることでさらなる変化につながります。

陰影のある美しい色合いは、大切に使い続けた方だけが見られる特権。うっかり付けてしまった傷でさえ、愛おしく感じてしまいますね。

いつまでも愛することができるお盆

使用後は、やわらかいスポンジと中性洗剤を使い、まるっと水洗いできます。水洗いのあとはやわらかいふきんなどで水気を拭き取り、しっかり乾燥させてください。乾拭きだけでもOKです。色味を美しく変化させたい方は、日々お盆に触れて使うのはもちろん、あえてなでるのもおすすめです。

このほか、ひとまわり大きなサイズもお取り扱いしています。用途に合わせて2枚を使い分けるのも便利ですよ。

毎日このお盆に触れて、変化を楽しみながら使えるまさに一生ものの道具。何十年と使って「ここまで変化させた!」と納得できる日が来たら、いずれはディスプレイに使うのもよさそうです。

photo by Saori Kojima text by Kaori Sugimoto edited by Ikumi Tsubone

「お盆 真鍮銀めっき」は小と大の2種類がございます。大のご購入はこちらから。

メンバーのおすすめポイント

  • 代表 / デザイナー 島

    新品のピカピカな状態も美しいのですが、使い込んでシルバーのメッキがくすみ、素地の真鍮に色の変化が出てきた頃合いがなんともたまりません。

    一生付き合っていきたいと思えるお盆です。

    少し高めに設計されたリムが持ちやすく、食器の落下を防ぐいい仕事をしてくれます。

  • ライター 瀬戸川

    ご飯と味噌汁、ときどき小鉢。一人分の食事をお盆に乗せる、土井善晴さんのスタイルにあこがれています。

    この大きさはそれにぴったり。まっさらのときは白っぽい銀色が美しいのですが、経年によってどう変化するのかも楽しみ。

    「えいや!」と勇気のいるお値段ですが、手に入れたら毎日ヘビーに使って育てたい一品です。

  • ライター / バイヤー 杉本

    なにかと小回りのきくサイズ感。

    私は自宅で仕事をすることがほとんどなので、コーヒーとおやつをのせて毎日使うのにちょうどよさそうだなと思いました。

    そのままテーブルに置いてもOKな美しさも魅力です。

    食事の際はアジアのレストランのように、調味料をあれこれのせて食卓に並べておくのも便利! 

  • デザイナー 根本

    使い始めのまぶしいほどの高級感はやっぱりたまりません。

    使っていくうちに酸化でくすんでいき、その家庭ならではの経年変化を楽しめるのもうれしいポイント。

    小はお盆としてはもちろん、お気に入りのお茶とお菓子を置いたティースペースとして食卓の上に常設してもよさそうです◎

  • ディレクター / バイヤー 坪根

    使いやすい小ぶりのサイズですが、その本質は骨太。真鍮製のしっかりしたつくりで、長く長く使っていただけます。

    使う人の扱いによって表情が変わっていくのが、経年変化の魅力。アンティークのような雰囲気になっていきます。

    十年、二十年と自分の色に育てていくのはもちろん、親子で世代をわたって引き継ぐこともできると思います。

  • プロジェクトマネージャー 三井

    朝が遅い私は、キッチンにあるものをかき集めて朝食をとるのですが、そんな一人用のお膳として使うのもよさそうです。

    小サイズの直径はB5サイズの横の長さに近いので、グラスを4,5個ほど乗せられそう。

    シンプルなデザインですが、水平にして横から見ると立ち上がりのくぼみがとてもきれいで、うっとりしてしまいます。

    経年変化を楽しみながら、時間をかけて育てるのも楽しみの一つです。

東屋について

1997年の創業当時から信頼できる国内の手工業と協働し、暮らしの道具をつくり続けている東屋(あづまや)。日本の職人の技術を絶やさぬよう、ものづくりの仕組みから正し、使い勝手や使い心地を追求した商品を生み出すという一切妥協のない姿勢を貫いています。

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商品詳細・注意事項
サイズ

直径約240mm×高さ約20mm

重さ

約300g

素材 真鍮、銀めっき
製造 坂見工芸(東京都荒川区)
デザイン 猿山修 GUILLEMETS + SARUYAMA
生産国 日本
有り
注意事項

・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。

・職人による手作業で製作されているため、一点一点風合いが若干異なりますのでご了承ください。

・やわらかいスポンジと中性洗剤を使って水洗いできます。そのあとは水気を拭き取り、しっかり乾燥させてください。乾拭きだけでもお手入れできます。

・色味を美しく変化させたい方は、日々お盆に触れて使っていただくことをおすすめします。

ギフトラッピングについて

こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。

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