wind bell 風鈴

＊2022年販売分よりリニューアルし、ガラスのカラーが「チャコール」になりました。ページ内の写真は、すべてチャコールに変更しております（比較画像と動画を除く）

これぞ夏の風物詩

チリン、チリン......どこからともなく風鈴の音が聴こえると、「涼しげだなぁ」としみじみ。

風鈴の歴史を遡ると、一説では起源は中国で、吉兆を占うための道具として使われていたとか。そこから日本に伝わり、次第に夏に涼を感じるための道具へと変化。

江戸時代ごろには庶民に身近な存在になっていったのだそうです。昔から人々が音色を楽しんでいたことを考えると、いっそう風情を感じられて、日本に生まれてよかったなと感じます。

と、前置きは長くなりましたが、私は風鈴が大好きでして。とにもかくにも美しく、自然で儚げな音色の風鈴に出合ってしまったのでおすすめさせてください。

メイドイン富山の風鈴

「まるで遠くから聴こえてくるような音色」を表現したという、ガラスと木と和紙でできた風鈴。まさにその通りだと感じました。

すっとしたフォルムのグラスは、ガラス作家・鷲塚貴紀さんが一つひとつマウスブローでつくり上げたもの。濃いめのグレーがかった色味は、シックで落ち着いた雰囲気があってそこも魅力なんです。

グラスの中でやわらかな音を奏でるのは、独特な形状の富山産ナラ材。短冊には同じく富山の伝統工芸「五箇山和紙」が使われていて、「メイドイン富山」へのこだわりが溢れる逸品に仕上がっています。

シンプルで品のいいデザインは飾る場所を選ばず、夏が過ぎてもそこにいてほしくなります。

ぜひ動画からも音とともにこの美しさを感じてください。（※動画内の風鈴はリニューアル以前のものですが、美しい音色をお楽しみください）

専用の箱に入っているので、夏の贈りものにもおすすめです。

心を落ち着かせる存在

余談ですが、「1/fゆらぎ（エフぶんのいちゆらぎ）」という言葉を聞いたことはありませんか？　

鳥のさえずりや波音、木目やろうそくの炎のゆらめきなど……一定のようでいて、実は予測できない不規則なゆらぎ。

規則的なものと不規則なものが調和した、この「1/fゆらぎ」の音を聴くと、脳内にα波が誘発され、自然と癒される効果があるといわれています。

そうなんです、実は風鈴の音色も「1/fゆらぎ」に当たるのだとか。しかもこの風鈴の音はナラ材から奏でられているということもあって、どうりで心が落ち着くわけです。

今年は特別な夏の音をあなたのお部屋に迎えませんか？

photo by Saori Kojima　text by Kaori Sugimoto edited by Ikumi Tsubone

メンバーのおすすめポイント

WASHIZUKA GLASS STUDIOについて

2015年、富山を拠点に活動するガラス作家・鷲塚貴紀さんにより、ハンドメイドで日用品をつくるガラスブランドとして立ち上げられました。何を使うかより、どのように使うかを大切にし、私たちの暮らしのさまざまなシーンに調和するものづくりを行っています。

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