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ROCK END ロックエンド 庵治石のブックエンド L
AJI PROJECT
山の岩を連れ帰ったような存在感
触ったときの感触は、ざらざら、ごつごつ、ひんやり。それでいて心がほっと落ち着く。母なる大地から切り取られた石のプロダクトには、そんな不思議な魅力があります。
「こちらの「ROCK END(ロックエンド)」の素材に使用されているのは、庵治石(あじいし)です。産地である香川県の牟礼町と庵治町は古くから石材産業で栄え、1000年以上の歴史がある地域。石工(いしく)職人の腕の良さでも知られており、ROCK ENDにはその技術が存分に生かされています。
石の自然な造形を生かしたブックエンドは、山の岩をそのまま連れ帰ったような独特の存在感がたまりません。石ならではの重さで本をしっかりホールドするので、想像以上の安定感があります。
庵治石の魅力を楽しむ2つのバリエーション
高額で取り引きされ、「花崗岩(かこうがん)のダイヤモンド」と呼ばれる庵治石。粒子が細かく、結合力が強いという特徴によって、ほかの石よりも硬く、水分が浸透しなくて風化しづらいという長所があります。
ROCK ENDには、グレー色が基調の「細目(こまめ)」と茶色がかった「サビ」の2種類があります。
「細目」は墓石に多く利用されるものです。実は山で採れる石のうち、傷が無い状態で墓石ほどのサイズを確保できるのは約5%。残りの95%は、砕いて砂利や埋め立て石にされるそうです。
ROCK ENDは、そのように処分されてしまう石を有効活用してつくられています。青みがかったグレーのなかに見えるのは、細かな黒雲母(くろうんも)が描くまだら模様。石肌の美しさを存分に味わえます。
一方の「サビ」はその名の通り、酸化した鉄分=サビを多く含む石。さまざまな色が混在した深みのある色が魅力的です。
一般的にサビた石は削るとボロボロと崩れてしまうのですが、庵治石の場合は別。硬くて結合力が強いため、崩れることなく成形ができます。サビのバリエーションを楽しめるのは、庵治石の強さがあるからこそ叶うことです。
石工職人の知識と技術があってこそ完成する
「AJI PROJECT(アジプロジェクト)」は、庵治石の産地から発信されるブランド。今まで部屋のなかではなじみがなかった石を素材としながらも、自然と暮らしになじむプロダクトの数々を発表しています。
古くから石材産業で栄えた牟礼町と庵治町は石工(いしく)職人の腕のよさでも知られており、AJI PROJECT代表の二宮力さんもその一人。AJI PROJECTのプロダクトはおもにデザイナーのイトウケンジさんの発案を基に、二宮さんがプロデューサーとしてどの技術を使うかを決めて、形になっています。
ROCK ENDで生かされているのは、採石、割り、研ぎ、字彫りの技術です。
「採石」は、山に登って石を切り取ります。原石の段階からROCK ENDの仕上がりをイメージして切り出す、高度な技術です。
「割り」は、石をカットする技術。ROCK ENDは2つを合わせると、ひとつながりの石のように見えますが、実際は半分に切る際に5ミリ程度削れています。それを違和感なく仕上げるのが、熟練職人の技術の賜物! 細かな面取りにもぜひ注目を。
本や家具に接地する面は、まるでガラスのように滑らか。これは「研ぎ」の技術です。磨くことでまだら模様が二重に浮かび上がり、薄い霧がかかったような幻想的な雰囲気に。手で触れるとしっとりとしていて、思わず見入ってしまう美しさです。
底面に描かれているブランドロゴは、字彫り職人である二宮さんが一つひとつ彫りこんでいます。
一つとして同じものはありません
自然石を使っているROCK ENDは、形、色味、模様など、一つひとつ表情が異なり、同じものはありません。
なかにはヒビのような「クラック」が入っているものがあります。これは、庵治石が形成された8000万年以上前に、噴火したマグマが固まる時に東西南北に亀裂が入った跡です。
クラックの入ったものを初めて見たときは「傷かな?」と不安になるかもしれませんが、崩れてしまうことはありませんのでご安心を。むしろ、“8000万年前の名残り”だと聞くと、ロマンを感じますよね。
自然石の佇まいを暮らしのなかに
外側はワイルドな風合い、内側は鏡のように滑らか。加工によって生まれる庵治石の多彩な表情を楽しめるのが、ROCK ENDの魅力です。
ブックエンドに最も必要な機能は安定性ですが、「さすが石!」と称賛したくなる重さでしっかり支えてくれます。Lサイズは高さもあるので、アート系の写真集など、背が高くて分厚い本を支えたいときにおすすめです。
水平で安定した場所に置き、取り扱うときは落とさないようにご注意くださいね。石が割れてしまうだけではなく、ほかの製品を破損するなど、ケガの原因となります。ふきんで拭いても取れないような汚れが付いてしまった場合は、水洗いをして自然乾燥をすればいいそうです。
素材を知り尽くした職人のきめ細かな技術があったからこそ実現した、庵治石のオブジェ。自然石の美しい佇まいを、暮らしの道具としてさりげなく取り入れてみてください。
*一つひとつ表情が異なる商品のため、見比べたい方はこちらからお問い合わせくださいませ。
photo by Saori Kojima text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone
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メンバーのおすすめポイント
AJI PROJECTについて
香川県高松市の牟礼町・庵治町だけで産出される最高級石材「庵治石(あじいし)」を、身近な暮らしの道具に。銘石の産地で腕を磨いた石工職人たちの技術を、存分に生かしたプロダクトを発信しています。
サイズ | 幅約150×奥行約80×高さ約150mm |
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重さ | 約3kg |
素材 |
庵治石 |
箱 | 有り |
原産国 | 日本(香川県) |
注意事項 |
・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。 ・自然石を使用しているため、形、色、模様の出方に個体差がありますのでご了承ください。 ・不安定な場所や高い場所での使用はなるべく避けて、水平で安定した場所で使用してください。 ・落下にご注意ください。当該製品が破損するだけではなく、他製品の破損や怪我の要因となる場合があります。 ・表面が磨かれた商品はすべりやすいため、濡れた手で持たないようにご注意ください。 ・子どもの手が届く場所に置かないでください。思わぬ事故の原因になることがあります。 ・人や物に向かって投げたりぶつけたりすることは、大変危険ですので絶対にしないでください。 ・木や金属などの異素材の上で石製品を使用する場合、使用方法を誤るとほかの素材に傷をつけてしまう恐れがありますのでご注意ください。 ・庵治石は非常に硬い石ですが、細部に加工を施した石製品のため、落としたり過度な衝撃を加えたりすると破損することがありますのでご注意ください。 ・石は欠けると鋭利な刃物のようになることがありますので、破損した場合には使用を中止してください。 ・油などで汚れた手で触れると、石に色移りすることがあります。 ・石の磨き面に油性マジックなどで落書きをした場合には、油分が石に染み込んでシミになることがあります。 ・ふきんで拭いても汚れが取れない場合には、濡れタオルで拭いたり、水洗い、中性洗剤などを使って洗うことができます。 ・洗うときには金属タワシなどは使用しないでください。磨き面に傷がつくことがあります。 ・乾燥のために直火にかけたり、電子レンジに入れたりしないでください。破損につながり危険です。 ・サビ石を使った製品は、石の性質により石粒が取れることもあります。自然素材の特性としてご理解ください。 |
こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。
- 通常ギフトラッピング
クリスマスラッピングは上記よりお選びください。
- 通常ギフトラッピング(220円 税込)
なお、ギフトラッピングをお選びで、複数商品をご購入のお客様は、お手数ですがギフト対象商品名をカート追加後の備考欄にご記入ください。
※記入例
プロジェクトマネージャー 三井
分厚い写真集や洋書はLサイズがよさそうです。
キレイにカットされた庵治石の断面を見るのが好きなのですが、ブックエンドにしてしまうと見えないのが寂しいところ……。
一つひとつ顔つきが違う一点ものなので、お出迎えしたらよく面構えを見てやってください。
ライター / バイヤー 杉本
雑誌や大きめの本でもしっかり立てられる安心感がある、Lサイズ。
本を挟み込んで両側から支える使い方だけでなく、半分ずつを本棚などで片側の支えに使うというのもアリです。
「サビ」と「細目」、SとLサイズをミックスして使うのもいいですね。
私は最近レコードが棚に収まりきらなくなってきているので、このブックエンドを使って立てて収納するのもよさそう.....
といろんな想像をふくらませています。
ライター 瀬戸川
石だから大量の本をしっかり支えてくれるのが強みですが、私はあえて数冊の“積ん読本”を挟んで、いつも忘れないように目立たせたい!
ナチュラルな雰囲気にはもちろん、どんな部屋にもどんな家具にもしっくりくるのがROCK ENDの魅力。
とあるドラマでは、タワーマンションに住む登場人物のモダンな部屋のインテリアに使われていたそうですよ。
デザイナー 根本
自宅のインテリアに木の素材のものをメインで置いているので、その中にこのワイルドな石が入るといいアクセントに。
Lサイズは背の高い雑誌なども両側からどっしり支えてくれて◎
本に接する面はツルッとなめらかで、大切な本を傷めずディスプレイできるので気に入っています。
ディレクター / バイヤー 坪根
石のことを知り尽くしている職人の視点とデザインが見事に調和。
あえて加工しすぎず、自然を感じる形になっているのが魅力だと思います。
石自体にしっかりとした重さがあるので、たくさん並べても本が倒れる心配はいりません。
私は個人的に「細目」のタイプが好みです。