茶箱 無地 1キロ

    前田工房

    ¥7,370(税込)

     

    湿気も虫も寄せ付けない

    そういえば、実家の押入れで見たような……。そんな方もいらっしゃるかもしれません。

    江戸時代に日本で誕生し、古くから使われてきた茶箱。茶葉を新鮮に保つため内側にトタンが施されており、防湿・防虫・防酸化の効果があります。茶葉の保管や運搬といった本来の用途が、段ボール箱やアルミ袋に取って代わられた後も、食品や衣類の保管箱として、家庭でも長く親しまれていました。

    昔から日本にあるものですが、今、改めて見るととても新鮮! 木のぬくもりを感じさせるシンプルな佇まいは、インテリアパーツとしても優秀です。

    1キロは、キッチンやテーブルにそのまま置いても気にならないサイズ感。米なら3キロ程度を保管できます。

    木と向き合いながら

    かつては茶の産地を中心に日本各地にあった茶箱工場ですが、今は全国に3軒が残るのみ。「前田工房」は、静岡県川根本町(ほんちょう)で100年近く茶箱をつくり続けてきた「前田製函(かん)所」の事業継承会社として、2016年に設立されました。

    木箱に使われるのは、地元・川根の山で育まれた杉の木です。樹齢30年以上の間伐材を、3か月ほど野外で風雨にさらしつつ、内側からじわじわと乾燥させます。こうすることで、素直だとか暴れん坊といった、“木の性格”が現れやすくなるのだそうです。

    大きさからイメージするよりも、ふわっと軽やかなところは杉ならではの特徴でしょう。長い年月がつむぎだす木目は一つひとつ表情が異なり、杉の木肌は手のひらにやわらかくなじみます。

    天然木のあたたかみと手づくりならではの素朴な味わいがありながら、緻密な構造でふたがしっかりと密閉できるところもうれしいポイント。茶葉の鮮度を保つために、幾度も改良を重ねられた歴史が、ここに残っています。

    手しごとをつないで「茶箱を打つ」

    茶箱をつくることは「茶箱を打つ」と表現します。1つにつき14〜23個の木材パーツでできており、工場にはパーツをつなげる金づちの音がカンコンと響き渡ります。

    前田工房で茶箱を打つのは、年齢も、性別も、経歴もさまざまな6名の職人たち。木取りに始まり、組み立て、トタン入れ、ハンダ付け、仕上げの和紙貼りまで。各作業を全員でリレーして、1つの茶箱が完成します。

    大きな杉材から700ものパーツに切り分ける「木取り」は、“木の性格”を見極める、難しい仕事です。前田製函所の代表・前田宥(ひろし)さんからこの技術を受け継いだのは、地元で建具職人として50年以上働いてきた人物。これまでに培った経験を融合して、より美しい茶箱へと進化させています。

    木はそれぞれ個性を持った生きもの——前田さんから引き継いだ技術と考え方を大切に、木と向き合いながら茶箱をつくっています。

    ご近所と循環するものづくり

    前田工房では、産業廃棄物が出ません。杉の端材は細かなものもすべて、かつお節製造の会社へ。乾燥しきった杉材が火をたきつけるのに最適だそうで、冬場は近隣住民のまきストーブの火種としても活用されます。

    1週間で軽トラの荷台1台分ほども出るかんなくずは、養鶏場で肥料に姿を変えます。補強用の和紙を貼る米粉のりは残ったら軒先へ出しておき、鳥たちの食事となります。

    「お礼に」とかつお節や卵、ご近所の方が育てた野菜が届き、どれもとってもおいしいのだとか! 小鳥たちのさえずりも、職人たちの気持ちを和ませてくれます。

    このやり方も、前身の前田製函所から引き継いだもの。SDGsという言葉が生まれるずっと前から、地球にやさしい持続可能なものづくりがされています。

    昔ながらの茶箱を暮らしの相棒に

    1キロは小ぶりなサイズで、毎日使うものの保管におすすめ。茶葉や米、パスタ、ペットフードのほか、ナッツやドライフルーツは食感もおいしさもそのまま保ってくれます。

    一方で、濡れたものは濡れたまま保つため、水分が多い生野菜などには適しません。

    もともとは、お茶屋さんで使われていた仕事道具。「入れたときの状態をそのまま保つ」ということさえ覚えておけば、特にお手入れも必要なく、ラフに扱って問題ありません。耐用年数は100年を超えるともいわれ、長く使い続けることができます。

    photo by Saori Kojima text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone

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    メンバーのおすすめポイント

    • ライター / バイヤー 杉本

      キッチンに置いておけるほどのコンパクトなサイズ感がお気に入りです。

      コーヒーが大好きなので、豆やらちょっとしたグッズやらを、一つにまとめておくのにいいだろうなと思いました。

      ペット用のカリカリフードのストックにもちょうどよさそう。

      無地はペイントして、アレンジを楽しみたくなってしまいます!

    • ライター 瀬戸川

      私が一番好きなところは、ラフに閉めてもきちっと閉じてくれるところ(ふたも扉もふわっと閉める癖があり、よく家族に注意されてまして……)! 

      1キロはコーヒー豆や茶葉を入れて、普段使いにぴったりのサイズです。

      そしてもう一つ、写真の束をがさっと保管しておくのにもよさそうなんですよ。

      青春時代に焼き増ししてもらった写真がたくさんある世代のみなさまに届け〜!

    • プロジェクトマネージャー 三井

      杉の香りがなんとも心地よいアイテムです。

      「茶箱ってお茶入れのほかに何に使えるの?」と、思っていましたが、防湿、防虫、防酸化に優れていて、薬や衣類、カメラ、写真などの保管に向いているそうです。

      なかでも実際にやってみたいと思ったのは「乾物入れ」です。

      鰹節や昆布、干し椎茸などの保管に使って、毎日出汁を取る生活もいいなぁ、なんて妄想がふくらみました(笑)

    • デザイナー 根本

      1キロのサイズ感だと部屋の棚にスッと置いておけて、気軽に出し入れできるので便利です。

      趣味の刺繍道具や、カメラ機材など、入れたいものが次から次へと浮かんできます。細々したものをたくさん入れたい! 

      そのまま使うのもいいのですが、好きなステッカーなどを貼って自分好みの箱にできるのが無地のいいところです◎

    • ディレクター / バイヤー 坪根

      昔から使われ続けてきた暮らしの道具には、使われていた理由がちゃんとある。その当たり前の事実に改めて気づかせてくれたのがこちらの茶箱。

      1キロはお米が3キロほど入るので、一人暮らしの方にもおすすめしたいサイズ。

      私は乾物系を収納してキッチンに置いておきたいなと思いました。




    前田工房について

    銘茶の産地、静岡県川根本町で100年近く茶箱をつくり続けてきた「前田製函所」の事業継承会社として2016年に設立。「川根に伝わる茶箱を、実用的な道具として未来に残したい」という思いのもと、職人たちの丁寧な手しごとで茶箱をつくっています。

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    商品詳細・注意事項
    サイズ 外寸:24cm×17cm×16cm
    内寸:19cm×12.5cm×14cm
    素材

    杉(静岡県産)、トタン

    無し
    原産国 日本
    注意事項

    ・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。

    ・天然木を使用しているため、色や木目の出方が一点一点異なります。

    ・天然木を使用しているため、仕上がりサイズには若干の個体差があります。

    ・天然木を使用しているため、使用上問題のない多少の傷や凹みについてはご容赦ください。

    ・内側のトタンはさびやすいため、水拭きはおすすめしません。どうしても水拭きをしたい場合は、乾拭きを2回以上行ってからしっかりと乾燥させてください。

    ・和紙を貼っている米粉でんぷんのりは、水ではがれやすい特性があります。外側の木はなるべく水にぬらさないようにしてください。

    ・濡れたもの、揮発性の防虫剤は入れないでください。

    ・濡れたまま放置すると、金属部分に白サビが生じることがありますが機能性に問題はありません。

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