コーナーバー 部屋の隅で使える収納 傘立て
SOGU
宙に浮かぶ収納アイテム
こちらのパッケージを開けたとき、ちょっと戸惑うかもしれません。そこにあるのは、ステンレスのパイプと少したわんだシリコン製のコードが組み合わさったもの。「これが収納用品って本当ですか」と。
それが本当なんです。壁にフックを取り付けて、シリコンコードをピンと張ることで、部屋の隅に三角形のスペースが生まれます。
低めの位置に取り付ければ、なんと傘立てに! 高い位置に取り付けてタオルやストールを掛けたり、S字フックと組み合わせて帽子を掛けたり。いろんな使い方ができますよ。
空間の景色を整える、静かなプロダクト
「SOGU(ソグ)」は、「プロダクトデザイナーが提案する、デザイン事務所で使ってほしい雑貨」を企画するブランドです。デザイナーならではの視点で、モノがつくり出す景色の美しさを追求しています。
ブランド名の由来は、“削ぐ”という言葉。モノが成り立つ要素を分解して、「どの要素があれば役割を果たすか、当たり前にあるこのパーツは本当に必要なのか」と整理することから、デザインが始まるそうです。
だから、つくりやデザインはいたってシンプル。そのために徹底的に考えられているから、「なるほど!」という新しい発見と驚きがあるものばかりです。
何もしていないようで、つくりこまれています
代表の三宅喜之さんが「コーナーバー」を思いついたきっかけは、事務所で使う傘立てを探していたけれど、気に入るものが見つからなかったことだそうです。
「私たちにとって事務所は、どんな仕事をするデザイナーかを表す場所です。主張するデザインは景色として“ノイズ”になるから避けたいけれど、理想的なものがありませんでした」と、話します。
「コーナーバー」のつくりは、とてもプレーンなもの。ですが、景色としての“ノイズ”を削ぎ落とすために計算されたデザインと、プロダクトデザイナーならではの細部までのこだわりが、隅々に盛り込まれています。
たとえば、ステンレスとシリコンコード、2つの素材を組み合わせているのに、つなぎ目がありません。これは製造を依頼した工場の方と相談しながら、半年ほど苦心した末に実現できたのだそう!
「ほとんどの人が気づかないようなポイントなんですけど、つなぎ目がデザインの“ノイズ”になるので徹底してこだわりました。僕たちのブランドの理想ユーザーである、デザイナーのツボを刺激できればいいなと思ってます」と三宅さん。
シリコンゴムは、オリジナルで開発したものを使用。壁に密着する張力があり、劣化に強くて色移りがしない上質なものです。色は安っぽくならないグレーを求めて、何度も何度も調色を重ねて誕生しました。
また、一般的なシリコンゴムはほこりを吸着しやすいのですが、使っているうちにほこりが溜まってしまったら、それは“ノイズ”になります。だから、ほこりが付きにくいオリジナルのコーティングが施されています。
ほこりが溜まりにくいというのは、使い勝手としてもうれしい特長ですよね。
角がある場所に空間が生まれる
部屋の隅、左右それぞれにおよそ30センチほどの壁がある場所で、使うことができます。ちょうどよいコーナーがない場合は、棚の側板と壁で直角をつくる方法もあります。
L字金具が1つ付属していますので、壁に穴を開けて取り付けてください。隅に穴を開けるのが難しい場合は、隅から約2センチほど空けた場所なら、バランスよく設置できますよ。
石こうボード素材の壁の場合は、石こうボード専用のフックを別途ご用意いただくのがおすすめです。ホームセンターなどで購入できます。
使い方を見つけて楽しんで
実はこちら、どちらの家庭にもひとつはあるであろう、つっぱり棒からヒントを得たのだそう。
「つっぱり棒と思っていただくと、いろんな使い方ができます。僕たちも、実際に使っていただいているお客さまの写真で新しい使い方を発見することもある、楽しいアイテムです」と三宅さん。
玄関でハイヒールを引っ掛けたり、天井に近い位置に取り付けてドライフラワーをディスプレイしたり。ぜひ、あなたなりの使い方を見つけて、部屋のあちこちで楽しんでくださいね。
photo by Saori Kojima text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone
ほかのSOGU製品はこちらから。
メンバーのおすすめポイント
SOGUについて
大阪西区を拠点とするデザイン事務所による雑貨ブランド。「プロダクトデザイナーが提案する、デザイン事務所で使ってほしい雑貨」というテーマで、オフィスや暮らしのなかで使える雑貨を企画・販売しています。
サイズ | 幅420mm、高さ280mm、奥行き8mm |
---|---|
耐荷重 | 約2kg |
素材 |
ステンレス、シリコンゴム |
箱 | 有り |
原産国 | 日本 |
注意事項 |
・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。 ・荷重が片側にかたよると壁から外れますのでご注意ください。 ・落下して破損する可能性のある物は掛けないでください。 ・コードを強く引っ張ると破損する恐れがあります。 ・付属のL字金具は、十分な強度のある場所に取り付けてください。 ・壁によっては跡が残る場合があります。 ・耐荷重については、ご使用になる壁の素材や環境にもよるため、あくまで目安としてください。 |
こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。
- 通常ギフトラッピング
クリスマスラッピングは上記よりお選びください。
- 通常ギフトラッピング(220円 税込)
なお、ギフトラッピングをお選びで、複数商品をご購入のお客様は、お手数ですがギフト対象商品名をカート追加後の備考欄にご記入ください。
※記入例
ディレクター / バイヤー 坪根
できるかぎりシンプルに身軽に暮らしたい私にとって、家具や道具のミニマルさは結構重要なんです。
この傘立てはまさにちょうどいい感じ。
傘立てのほかに、ストールやタオル掛けとしても使えますよ。
代表 / デザイナー 島
目立たないはずのデザインなのに、まるで浮いているかのような佇まいについつい目がいってしまう不思議なバーです。
雨水受けがないので掃除いらずなのもストレスフリーで気に入っています◎
石こうボード壁に取り付ける場合は、ホームセンターなどで売っている石こうボードアンカーを使い壁にしっかり固定してください。
デザイナー 根本
たったの2つのパーツだけで、こんなにもスマートな収納ラックが誕生するなんて。
使いづらい部屋の三角ゾーンをスマートに利用でき、さりげなくおしゃれに使えるのは優越感がありますね。
いま住んでいる賃貸の部屋では使えないので、いつか自分の家を持ったら......と夢見ています!
プロジェクトマネージャー 三井
SOGUさんのプロダクトは、まさに「Less is more(少ないほど良い)」ですね。
シリコンゴムとステンレスの棒だけで、コーナースペースが収納領域になってしまうなんて!
使わないときには取り外しておけるのでお掃除も簡単◎
洗練されたミニマリズムの世界をぜひ体感してみてください。
ライター / バイヤー 杉本
デッドスペースを生かしつつ、かっこよく収納できるいいとこどりのアイテムで最高です!
水受け付きの傘立てはたしかに便利ですが、ホコリが溜まりやすく掃除が手間という難点も。
このタイプなら、毎日の玄関掃除のついでにササッとキレイにできてストレスフリーです。
ライター 瀬戸川
我が家の玄関はコンパクトなので傘は靴棚にしまっているのですが、雨に濡れた傘はすぐにはしまえず、一時的に立てておきたいんです。
こちらなら壁があればOKですし、使わないときはスペースいらず。
筒状の傘立てのように底に水が溜まらないところも、掃除に手間をかけたくない勢としてはとても嬉しいです。