ハンギングホルダー 吊り下げるトイレットペーパーストッカー
SOGU
“あってほしい場所”にスタンバイ
トイレはとても限られた空間ですが、“そこにないと困るもの”がいくつかあります。
特に予備のトイレットペーパーは、お客さんがすぐわかる場所がいいし、ぱっと手が届く範囲がいい。
となると、やはり昔ながらのペーパーホルダーカバーが便利ですが、トイレに布製品を増やしたくないし、予備が1個だと補充が頻繁に必要です。複数ストックできる製品でも、床置きタイプは掃除の観点から避けたいなと思ったり……。
こちらはフックなどに引っ掛けて宙に浮かせて、トイレットペーパーを3つストックができるというアイテムです。
「わがままな悩みに、こんなシンプルな解決策があったのか!」と驚かされました。
空間の景色を整える、静かなプロダクト
「SOGU(ソグ)」は、「プロダクトデザイナーが提案する、デザイン事務所で使ってほしい雑貨」を企画するブランドです。デザイナーならではの視点で、モノがつくり出す景色の美しさを追求しています。
ブランド名の由来は、“削ぐ”という言葉。モノが成り立つ要素を分解して、「どの要素があれば役割を果たすか、当たり前にあるこのパーツは本当に必要なのか」と整理することから、デザインが始まるそうです。
だから、つくりやデザインはいたってシンプル。そのために徹底的に考えられているから、「なるほど!」という新しい発見と驚きがあるものばかりです。
何もしていないようで、つくりこまれています
「ハンギングホルダー」は、タバコほどの大きさのステンレスパイプと、弾力があるシリコン製のコードが輪になっています。
ただそれだけですが、景色としてのノイズを削ぎ落とすために計算されたデザインと、プロダクトデザイナーならではの細部までのこだわりが、隅々に盛り込まれています。
たとえば、ステンレスとシリコンコードは2つの素材を組み合わせているのに、つなぎ目がありません。これは製造を依頼した工場の方と相談しながら、半年ほど苦心した末に実現できたのだそう!
「ほとんどの人が気づかないようなポイントなんですけど、つなぎ目がデザインの“ノイズ”になるので徹底してこだわりました。僕たちのブランドの理想ユーザーである、デザイナーのツボを刺激できればいいなと思ってます」と話すのは、代表の三宅喜之さん。
シリコンゴムは、オリジナルで開発したものを使用。劣化に強くて色移りがしない上質なものです。色は安っぽくならないグレーを求めて、何度も何度も調色を重ねて誕生しました。
また、一般的なシリコンゴムはほこりを吸着しやすいのですが、使っているうちにほこりが溜まってしまったら、それは“ノイズ”になります。だから、ほこりが付きにくくなるオリジナルのコーティングが施されています。
トイレはほこりが溜まりやすい場所でもあるので、使い勝手としてもうれしい特徴ですよね。
掃除がしやすい、ぶら下げる収納
ステンレスのパイプ部分がストッパーになります。トイレットペーパーをセットするときはパイプを横向きにして、トイレットペーパーの下側からシリコンコードを挿入します。ペーパーは3個入るようになっています。
取り出すときは、一番下のトイレットペーパーを手で支えて、パイプを縦向きに回転させます。一番下のペーパーを取り出しつつ、抜き切る前に反対側の手でシリコンコードをつかむと、残りのペーパーが落ちにくいです。取り出した後は、パイプを横向きに戻してください。
L字金具が1つ、付属しています。強度がある壁に、穴を開けて取り付けてください。
石こうボード素材の壁の場合は、石こうボード専用のフックを別途ご用意いただくのがおすすめです。ホームセンターなどで購入できます。
ぶら下げる収納は、掃除のときにありがたみを感じます。「かっこいい!」と思って選ぶのはもちろん、「トイレ掃除を簡単にしたい」と思っている方にも、とてもおすすめのアイテムです。
関係ない場所まで整う
「3個補充できる」というのも、いいなと思うんです。
トイレットペーパーは、多くが4個×3段の12個入り。1個は引き出して使うペーパーホルダーに、3個はこちらのハンギングホルダーに。パッケージに残っているペーパーがテトリスのブロックのようにぼこっとならず、収納場所でまとまりがいいのです。
紙の外周を抑える機能はありませんので、トイレットペーパーを引き出しながら使うことはできません。あくまでも、予備のペーパーをストックするための道具ですので、どうぞご注意くださいね。
photo by Saori Kojima text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone
ほかのSOGU製品はこちらから。
メンバーのおすすめポイント
SOGUについて
大阪西区を拠点とするデザイン事務所による雑貨ブランド。「プロダクトデザイナーが提案する、デザイン事務所で使ってほしい雑貨」というテーマで、オフィスや暮らしのなかで使える雑貨を企画・販売しています。
サイズ | 幅100mm、高さ450mm、奥行き7mm |
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素材 |
ステンレス、シリコンゴム |
箱 | 有り |
原産国 | 日本 |
使用方法 |
・こちらは予備のトイレットペーパーをストックするための製品です。紙の外周を抑える機能がなく、トイレットペーパーを引き出す使用方法には適していません。ご確認の上で、ご購入をお願いいたします。 ・トイレットペーパーの補充方法:ステンレスのパイプ部分を横向きにし、トイレットペーパーの下側からシリコンコードを挿入します。トイレットペーパーは3個まで収納することができます。 ・トイレットペーパーの取り出し方:一番下のトイレットペーパーを手で支えて、パイプを縦向きに回転させると取り出せます。取り出した後は、パイプを横向きに戻してください。 |
注意事項 |
・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。 ・本製品を設置した状態から、直接紙を引き出す使用方法には適していません。 ・コードを強く引っ張ると破損する恐れがあります。 ・付属のL字金具は、十分な強度のある場所に取り付けてください。 ・ロールペーパーをストックする以外に使用しないでください。 |
こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。
- 通常ギフトラッピング
クリスマスラッピングは上記よりお選びください。
- 通常ギフトラッピング(220円 税込)
なお、ギフトラッピングをお選びで、複数商品をご購入のお客様は、お手数ですがギフト対象商品名をカート追加後の備考欄にご記入ください。
※記入例
デザイナー 根本
「トイレットペーパーってインテリアにもなるんだっけ?」と錯覚するくらいスマートに、スタイリッシュに収納できます。
少しコツはいりますが取り出し方も簡単なので、これまでのように高い戸棚に手を伸ばして取らずに済むのが本当に楽ちんです。
プロジェクトマネージャー 三井
いままで、トイレットペーパーを吊るすという発想がなかったので、ハッとさせられました。
円柱で中が空洞のものならどんなものにも使えそうですね。キッチンペーパーやお手拭き用のロールペーパータオルもいけちゃいそうです◎
ディレクター / バイヤー 坪根
トイレのスペースって基本的にそこまで広くないから、こういう省スペースの収納をかなえてくれるプロダクトってありがたいですよね。
家で使うのはもちろん、お店をもっている方なら店のトイレで使ってもらうのもいいかもしれません。
お客さんに「この店、なかなかやるな」と思ってもらえるかも? 私ならそう思います!笑
ライター / バイヤー 杉本
宙に浮かせるタイプの収納はいろいろありますが、トイレでこのように活用できるのは驚きです。
いままでトイレットペーパーホルダーを敬遠していた節がありましたが、これなら掃除も楽だし、デザインもシンプルでいいかも! と、興味津々です。
ライター 瀬戸川
予備のトイレットペーパーを置く場所については、本当にずーっと悩んでいたんです。
こちらに出合ったときは、思わず「これやん!」と言いましたよ。
床置きしたくない、布製品は避けたい。さらに、2、3個は置いておきたい。我ながらあれも嫌、これも嫌とうるさいなぁと思いますが、そんなわがままを全部かなえてくれるんですから!
補充や取り出すときは少しの慎重さが必要ですが、空間がすっきりとして、掃除もしやすくて、控えめに言って最高です。
代表 / デザイナー 島
もの自体はとてもシンプルですが、「見せたくないもの」を「魅せるもの」に変える、アイデアを突き詰めた製品に感じます。
宙に浮くことで生活感が消えてしまうのがなんとも不思議。予備のキッチンペーパーのストックにもおすすめです!