It's my knife キボリナイフ手づくりキット
FEDECA
木彫りや道具づくりに挑戦
なにかものごとに集中して、感覚が研ぎ澄まされる経験をしたことはありますか? 私は先日初めて木彫りに挑戦してみて、この感覚を味わいました。
そんな折にこの「It's my knife(イッツマイナイフ)」に出合い、もう興味津々。こちらは自分だけのオリジナルのナイフをつくることができる、特別なナイフキットです。
「キボリ」シリーズは、その名のとおり木彫りや、手道具で木製のカトラリーやカップといった暮らしの道具をつくるグリーンウッドワークなどに使えるカービングナイフ。両刃のブレードは利き手を選ばないから、どなたでもすぐチャレンジできますよ。初級から上級まで、製作の難易度が選べるのもポイントです。
誰でも気軽にできるのがなによりの魅力
まず驚いたのが、手のひらにのせられるほど軽くてコンパクトなパッケージ。「ほんとうにこのなかにナイフキットが……?」と一瞬疑ってしまいましたが、包みを開くと刃やハンドル材、パーツがしっかりと収められています。
手づくりキットとはいえ、刃は削りやすさやと使いやすさが追求された自慢の逸品! 職人が一つひとつ手で研ぎ仕上げた本格派です。包丁などに使われる「青紙二号」という、切れ味に優れ、欠けにくい鋼素材を用いています。
“リビングテーブルでできる気軽なDIY”がIt's my knifeのこだわりというだけあって、つくるときには場所をとらず、特別な工具も不要。こんなにも手軽に本格的なナイフを自作できるなんて驚きですよね。
選べる難易度。だから楽しい
パーツを組み立てるだけの初心者向けのものから、ハンドルを自分で削り出してつくる上級者向けのものまで、難易度は全部で3種類。ネジを回す板ドライバーも付属しているため、特別な道具を準備する必要もありません。「キボリ」シリーズのハンドルはすべて、硬くしっかりとした質感のブナの木が使用されています。さあ、あなたはどのレベルにチャレンジする?
Easy 初級 (製作時間:約5分)
加工済みのハンドルと刃を組み立てるだけの、最も簡単なタイプです。ハンドルに色を塗ったり、字を書いたりしてオリジナリティのある一本にできます。
組み立てる前にサンドペーパーでハンドルを研磨することで、表面が整いよりきれいに仕上がります。
Standard 中級(製作時間:約2〜3時間)
Standardはハンドルがほどよく形成されており、角を削って好みの太さに変えることができます。
削り終わったあとはサンドペーパーで表面を整え、組ネジで固定。組み立てだけでなく、木も削ってみたいという方に一押しです。
Advanced 上級(製作時間:約半日)
ハンドル材を削り出してつくるタイプです。ガイドはなく、形を完全自由に形成できる、もっともハードルの高いアイテム!
削り終わったあとはサンドペーパーで表面を整え、組ネジで固定します。削り作業に自信のある方や、じっくり時間をかけて製作を楽しみたい方はこのレベルをどうぞ。
ハンドル材は素地のままなので、塗装したりオイルで仕上げたりと、好みに合わせて自由に加工を楽しめるのも魅力。創作意欲をくすぐります。
長く愛用していただくために
青紙二号は、水分をしっかり除去せず放置すると錆が発生することがあります。使用後はブレード(刀身)の水分や汚れを拭き取って保管してください。合わせて防錆オイルを使っていただくのがおすすめ。椿油やオリーブオイルといった、乾燥しても固まらない不乾性油を布に染み込ませ、刃を挟んで拭くだけでOKです。
切れ味が悪くなってきたと感じたら、革砥(かわと)という、研磨剤を擦り込んだ革を板に貼り付けたものを使って、定期的に刃を研ぐことをおすすめします。革砥に刃の側面を当て、やさしく動かして研ぎ、なめらかにします。
ハンドル部分は、木製品用のオイルやカルナバワックス、ニスを布に染み込ませたもので拭きます。そうすることで木肌を保護でき、なめらかさを保てます。日ごろからのお手入れによって、より長く使っていただけますよ。
普段のお手入れだけでは、どうしても切れ味が戻らなくなったという場合は、FEDECA(フェデカ)の「刃研ぎ無料プロジェクト」を利用していただけます。
ナイフが切れなくなったからとすぐに買い換えるのではなく、せっかくつくったものを一生ものの一本として長く使い続けてほしい。そして、ナイフを使うなかでものづくりや料理を楽しんでほしい——。
こういった思いから、なんとFEDECAのナイフはいつでも無料で刃を研いでもらえるサービスが付いています。ナイフを使っていくうちに、もし切れ味が悪くなり刃の研ぎ直しや修理が必要になった場合は、こちらの専用フォームからお申し込みをしてください。FEDECAの専門スタッフが対応します。
It's my knifeシリーズは「キボリ」のほか、工作全般に使える「クラフト」、料理に最適な「フォールディング」の3種類があり、どれも難易度別でお選びいただけます。「刃物で遊ぶ文化をつくる」をモットーに掲げるFEDECAならではのアイテムです。お気に入りを見つけてくださいね。
なんだか心が整うんです
It's my knifeシリーズは「クラフト」のほか、料理に最適な「フォールディング」、木彫りなどの工作を私もやってみて気づきましたが、木彫りには独特な没入感があるんですよね。
このナイフで作業を始める前は「It's my knife」というネーミングに引っ張られ、某アメリカバンドのあの名曲がお約束のように頭の中で流れてしまいますが(笑)。
いざ作業を始めると、非日常や心の静寂を感じられて、これはなかなかハマってしまう予感がしています。
photo by Saori Kojima text by Kaori Sugimoto edited by Ikumi Tsubone
このほかのシリーズのお取り扱いもございます。商品はこちらから。
メンバーのおすすめポイント
FEDECAについて
「FEDECA(フェデカ)」は、“鍛冶屋のまち”として知られる兵庫県三木市にて、120年以上にわたり金物や木工刃物などの大工道具をつくり続ける「神沢鉄工」から生まれたオリジナルブランドです。現代の私たちのライフスタイルに合うナイフや道具、そして“刃物のある暮らし”を提案しています。
サイズ |
刃渡り:約80mm |
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素材 |
ナイフ部分:安来鋼青紙二号 |
セット内容 |
木彫りナイフブレード×1本、加工済みハンドル×1組、組ネジ×2組、板ドライバー×1枚、 サンドペーパー(#120・#240)×各1枚、両面テープ、つくりかた説明書×1 |
原産国 | 日本 |
箱 | 無し |
注意事項 |
・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。 ・こちらの商品はお客さま自身で組み立てを行っていただく自作キットです。完成品ではございません。 ・製作時は必ず「つくりかた説明書」をご覧ください。 ・本手づくりキット以外の工具、オイル、ワックスは付属しません。予めご了承ください。 ・安来鋼の青紙は、水分をしっかり除去せず放置すると錆が発生することがあります。 ・お子さまと一緒に製作する際は、お取り扱いに十分お気をつけください。 ・ウッドバーニング」を楽しむ際は、ブレードを入れず、ネジ留めした状態で少しずつ炙ってください。木は焼かれた際に少し縮む性質があり、ネジ留めをせずに行うと、縮みによりネジ穴がズレて最終的に合わなくなるおそれがあるためです。 ・修理や刃の研ぎ直しが必要になった場合は、FEDECAの「専用フォーム」よりお申し込みください。専門スタッフが対応します。 |
こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。
- 通常ギフトラッピング
- 化粧箱入りギフトラッピング
クリスマスラッピングは上記よりお選びください。
- 通常ギフトラッピング(220円 税込)
- 化粧箱入りギフトラッピング(385円 税込)
なお、ギフトラッピングをお選びで、複数商品をご購入のお客様は、お手数ですがギフト対象商品名をカート追加後の備考欄にご記入ください。
※記入例
ライター 瀬戸川
シュッ、シュッ、シュッという音に耳をすませながらナイフで木を削る。
いつのまにか心が静かになっていく瞑想のような時間になりそうで、無性にやってみたい気持ちに駆られます。
「キボリ」は、木の面積が広くて分厚いので、彫ることにさらに集中できるキット。無心になりたい方はぜひ!
インスタグラムで「#みんなのimk」と検索すると、模様を掘り込んでいる猛者たちの作品を見ることができて創作意欲を掻き立てられますよ。
デザイナー 根本
木工作業にぴったりのナイフ。切れ味もよく、尖った刃先で細かな模様も表現できます(とても鋭いので、取扱いには注意です!)。
そこまで難しくなく、グリップを自分の手に合うようにつくれる「Standard(中級)」はかなりおすすめ。
学生以降、久しぶりに木と向き合いましたが、改めて木工作業はいいなぁと感じました◎
代表 / デザイナー 島
キャンプで木工を楽しむために購入しました。
同シリーズの「クラフト」 も使い勝手がよく気に入ってますが、刃先で細かな彫刻を施したり、箸やスプーンなど長い物を削り出す際には「キボリ」の出番です。
自分の手に合った「my knife」を目指して、使いながら少しずつ改良を楽しみたいと思います。
ディレクター / バイヤー 坪根
木彫りには昔から憧れがあったので、今回の機会にFEDECAの「KIBORI 手づくりアニマルキット 」にチャレンジしてみました。
キボリ用のナイフはほかの刃と異なるつくりで、扱いのコツを掴むのに少し時間がかかりましたが、慣れてみれば木彫り用といわれる理由に納得。
使い方さえわかれば、大胆にも繊細にも削れてすごく便利。ナイフは使ってこそよさがわかるものだと改めて思いました。
プロジェクトマネージャー 三井
「木彫りを楽しむたのめのナイフなんて、どれだけストイックなんだ!」と思ったのですが、削り出したら止まりません……。
手に馴染むハンドルからスラリと伸びる刃先に神経を集中して削っていくと、いつのまにか時間が経っています。
パソコンばかり眺める日々ですが、たまにはデジタルから距離を置いて、木彫りに集中してみるのもいいかもしれません。
ライター / バイヤー 杉本
木彫りにハマったら、「せっかくだからマイナイフもつくってみたい」と思う方も少なくないのでは。
Easy(初級)は組み立てるだけでOKなので、初心者さんでもおすすめです。
ハンドルを削り出すタイプのStandard(中級)とAdvanced(上級)は、なかなか難易度が上がります。「どんなふうに削ろうかな」と想像力を膨らませながらチャレンジ!
「イッツマ〜イナ〜イフ♪」と口ずさみながら、世界にひとつだけのナイフをつくってみてくださいね。