メモブロック S ブラック

どこから見ても美しいメモブロック

上からでも横からでも、360度どこから見ても美しいメモブロック。机の上に置いておくだけでも絵になるようなプロダクトです。

手掛けたのは、長年、墨田区で製本会社として商業印刷物、広告、チラシ、名刺などの製作加工を行う伊藤バインダリー。

日本の工場が持つ高い技術を生かして新たな「典型」をつくろうという「典型プロジェクト」のデザイナーとともに、約1年かけて形にしたメモブロックです。

きっかけは、職人手製のメモ帳

このメモブロックは、伊藤バインダリーの職人が社内用に端材の紙を使ってつくっていたメモ帳からアイデアを得たプロダクト。専用の刷毛を使って手作業で糊付けされており、ていねいに一冊ずつ仕上げられています。

ダンボール古紙を原料とする特徴的な8ミリの厚みをもつ台座と、350枚とたっぷり枚数があるメモ帳部分とのコントラストが印象的。気持ちがいい完璧な直角と乱れのない側面がとても美しく、存在感を放ちます。

精巧な形と使い心地のよさの両方を兼ね備えており、デザイナーや建築家などデザインに造詣が深い方たちにも愛用されています。

また、日本だけでなく欧米を中心に海外でも高く注目され、ミュージアムショップやセレクトショップなどでも取り扱われています。

ブラックならではの魅力

メモブロックにはホワイト、グレー、ブラックの3種類があります。そのなかでブラックだけ値段が高くなっているのは、もとの紙が高価なことや、製造過程でほかの種類とは異なる機械を使用するなど、さまざまな面で手間と時間がかかるため。

ですが、ブラックが持つ特長は、それを差し引いても魅力があります。

たとえば白やシルバーのペンで書くだけで、特別感のあるメモに。星を描いて夜を表現するなどイラストを加えてメッセージカードにするものいいですね。

びっくりしたのが、鉛筆との相性も意外にいいこと。鉛筆で書いた文字が、光の加減でシルバーのように浮いて見えるのです。ほかには折り紙にして使うのもいいそうですよ。

ブラックのメモ帳はなかなか見ることが少ないため、贈りものにするのもおすすめです。

たかがメモ、されどメモ

凛とした佇まいのメモブロックを見ているだけで、こちらの背筋も伸びてしまいます。たかがメモ、されどメモ。部屋の中にあってもいいし、会社のデスクの上に置いても重宝します。

一度使ったらその虜になってしまうITO BINDERYのプロダクトは、文房具にこだわりがある人にこそ使っていただきたいです。

photo by Saori Kojima ,（後半3枚）Honoka Nemoto　text,edited by Ikumi Tsubone

メンバーのおすすめポイント

ITO BINDERYについて

製造業が集まるものづくりのまち・墨田区に根を下ろし、製本会社として商業印刷物、広告、チラシ、名刺などの製作加工などを行う伊藤バインダリーの自社ブランド。製本技術を生かしたデザイン性のある高品質の文房具を展開しています。

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