曲げわっぱ 小判弁当 小

昔から長く人々に愛される形状

こちらは、秋田県大館市の伝統的工芸品である「大館曲げわっぱ」の弁当箱。「小判弁当」は小判のような形をした昔ながらの見た目で、どこか愛らしさを感じさせます。

一般的に成人女性のお弁当箱は500～700ccくらいが多いといわれていますが、小サイズは490ccほどの容量。大人用はもちろん、お子さん用のお弁当箱として使うのもおすすめです。蓋を開けたとたん、ふわりと漂う杉のいい香りに癒やされますよ。

職人技が光る、こだわりの手しごと

「大館工芸社」の曲げわっぱは、樹齢100年以上の希少な「秋田杉」の柾目材を使用してできています。製材から加工、仕上げまでを一貫して自社で行い、つくられる品質の高い製品は、各工程における職人のていねいな手作業によって生み出されているのです。

曲げわっぱの要ともいえるのが、一枚の板を曲げる「曲げ加工」。熟練の技が求められます。その美しい曲げを、ぜひ近くで見てくださいね。

側面に施された、山桜の皮で縫い止めをする「桜皮綴じ（カバとじ）」もデザインのポイントになっています。

秋田杉の調湿効果で、お弁当がもっとおいしく

木の内部には、目に見えない無数の小さな穴があるのをご存じですか？　これらの穴は、余分な蒸気を吸収するだけでなく、湿度が低くなったときには放出する性質をもっています。

曲げわっぱが弁当箱として適している理由は、まさにこの調湿機能にあります。ごはんやおかずが冷めても固くならず、ふっくら、しっとりとしたまま保ってくれるんです。

なかでも寒冷で日照時間が短い環境で育った秋田杉は、均一で目の詰まった美しい木目と優れた調湿機能をもつことで知られています。杉には抗菌効果もあるため、弁当箱としていいことづくしですね。

実際に私もお弁当をつくって食べてみたところ、ご飯が驚くほどおいしく感じました！　お米に杉の香りがほのかに移り、豊かな風味も楽しめましたよ。

お手入れ簡単。安心のアフターフォローも

揚げものやチャーハンもOK！　油や汚れに強いウレタン塗装が施されているため、シミになりにくく毎日安心して使えます。

お手入れもとても簡単。使用後は、やわらかいスポンジと食器用洗剤で洗えます。洗ったあとは、乾拭きして風通しのよい場所に立てて乾かしてくださいね。

お弁当を食べたあと、すぐ洗えない場合もご安心を。帰宅してから、その日のうちに洗えば問題ないです。木のぬくもりはそのままに、気軽に天然木のアイテムを日常使いできるのは嬉しいですね。

また、使っていくなかで、欠けや割れ、黒ずみなどが生じ、修理が必要になることがあるかもしれません。その場合は、大館工芸社の【修理受付専用フォーム】から直接お申し込みができます。

毎日のお弁当がもっと楽しく

そのままお弁当を自由に詰めてもいいですし、別売りの仕切りを使うのも便利でおすすめです。小判弁当があれば、「今日はなにを詰めて出かけようかな」とワクワク。お弁当をつくる時間も、食べる時間も、いっそう楽しくなりそうです。

メンバーのおすすめポイント

大館工芸社について

美しい木目と優れた調湿機能をもつ秋田杉を生かし、伝統的工芸品である「大館曲げわっぱ」の製造・販売を行う企業。職人によるていねいな手作業で生み出される、品質の高いものづくりが強みです。

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