BO ボー リサイクルペーパーの袋留めクリップ

12月29日までの間、クリスマス限定ラッピングをご用意。
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開けた袋を閉じる、棒

ストロー？　いいえ、こちらは食べかけのお菓子の袋など、開封した食品の袋を閉じるためのクリップです。ぱっと見たところは、一本の棒。その名も「BO（ボー）」です。

紙製の筒が2つ重なっている、いたってシンプルな構造です。袋の閉じたい部分で内側の筒をくるんだら、スリットが入っている外側の筒を端から差し込んで重ねます。そのままスライドさせると、ジッパーのようにしっかりと閉じることができる仕組みです。初めて使ったときは、「袋を閉じるのに、こんな方法がありましたか！」と新鮮な驚きがありましたよ。

個人的におすすめしたいのが、小麦粉などの袋に使うこと。長い棒で袋の端から端まで留めることができるので、閉じたつもりでもすき間からこぼれてしまっている粉ものにぴったりなんです。

リサイクルペーパーからできたクリップ

「当たり前と思っていることや固定概念を、少し崩すデザイン」を大切にしている、「スガイワールド」のものづくり。BOは、「袋を留めるクリップって、プラスチックじゃなくてもよくない？」という発想からスタートしたそうです。

「このアイデアならプラスチックを使う方がよっぽど簡単ですし、原価は10分の1以下でつくれます。でも製造時のCO2排出量の多さや、マイクロプラスチックの問題もあります。未来の人たちに迷惑をかけてまで便利さを優先するのではなく、未来の人も含めて、夢と希望を持てる商品をつくりたいと思っています」と、代表の須貝悠さん。

BOの素材には、新聞、雑誌、ダンボールなどからリサイクルされた古紙を95％使用しています。製造時のCO2排出量は、バージンパルプ（上級印刷紙）と比べて約40%、プラスチックと比べて約65%、削減できます。

コストは上がりますが、製造はもちろん、古紙の調達も日本国内にこだわっています。自分がリサイクルに出した紙ごみが、BOに生まれ変わっていると思うと、ちょっとうれしくなりますよね。また、BO本体もパッケージも、資源ごみとしてリサイクルに出すことができます。

1000回以上使っても、へたりません

紙製とはいえ、しっかりと硬さがあって、とても丈夫です。

この斬新な形をひらめいてから、1年以上をかけて商品化。スムーズに開閉ができて、なおかつ、生活のなかで繰り返し使っても問題ない厚さを求めて、何度も何度も試作を繰り返したそうです。

見せていただいた試作品には開閉した回数が「正」の字で記録されていました。1000回以上使用可能だそうです。

実際に1000回以上開閉したというものは、紙の毛羽立ちが少しあるものの、硬さにはまったく変化がなく、クリップとしてまだまだ現役でした！

インテリアになじむナチュラルな佇まい

サイズは15センチと22センチの2種類があります。コーヒーやお茶の袋なら15センチ、シリアルやスナックの袋なら22センチが使いやすいかと思います。サイズによって入り本数が異なり、15センチは3本入り、22センチは2本入り。価格はどちらも同じです。

BOで挟める袋の厚さの目安は、0.5ミリです。コーヒーや茶葉が入っているような袋はこれよりも少し分厚いものが多く、BOの外側の筒が若干広がってしまうことがあります。その場合は分厚い袋専用として使うのがおすすめです。

水が入っている袋を閉じるのには使えません。水や油はシミになったり、紙の強度が落ちたりしますので、ご注意くださいね。

スリムな形は収納や持ち運びに便利。リサイクルペーパーの風合いを生かしたナチュラルな佇まいは、どんなインテリアにもすんなりと溶け込みます。ラッピングに使うのもいいですよ。見た目のかわいさはもちろん、実用的に使えるので、きっと喜んでもらえます。

photo by Saori Kojima　text by Mami Setogawa edited by Ikumi Tsubone

メンバーのおすすめポイント

スガイワールドについて

2011年に東京でスタート。「Happy Design Gift Maker」をコンセプトに、遊び心あふれるデザインの商品を企画・製造しています。環境に配慮した素材でつくることにこだわり、紙製の袋留めクリップ「BO（ボー）」はリサイクルペーパーでできています。

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