擂鉢 七寸
東屋
使い勝手のいい、ほどよいサイズ感
素朴な土の風合いと、ツヤのある黒飴釉がなんともいえない魅力を引き出す東屋の擂鉢(すりばち)。ほどよい大きさのある七寸サイズは、使い方の幅が広がります。
ごまや香辛料、とろろなどをするのはもちろん、ポテトサラダをつくってそのまま食卓にサーブするのにもぴったりです。じゃがいも3個程度を潰すのに最適なサイズですよ。
てらっとした黒色が特徴の存在感のある面持ちですが、いざ食卓に並べてみると自然となじみ、料理もよりいっそうおいしそうに映えます。大人数での食事の際にも器として活躍しますよ。
伊賀の土が生んだ擂鉢
製造を手がけるのは、三重県伊賀市の耕房窯。土鍋で有名な伊賀焼の歴史は古く、鎌倉時代に生産が始まったといわれています。
伊賀市はかつて琵琶湖の底にあったといわれており、伊賀焼に使われる陶土は、古琵琶湖の時代に花崗岩が風化し湖底に堆積した地層から採取されたもの。土中には400万年前の木や微生物が含まれているのだそうです。ちょっぴりロマンを感じますよね。
またこの陶土は耐火度が非常に高いことが特徴。高温で焼き締めることでしっかりとした硬さが生まれるため、繊細な櫛目部分も欠けにくく仕上げられます。とはいえ、お手入れの際には、金属製のへらやたわしなどを使うと欠けやすくなるのでご注意くださいね。
細部まで工夫されています
便利な注ぎ口付きで、かつ内側の縁のすぐ下にある溝がポイント。傾けたときに注ぎやすいよう計算してデザインされています。ごま、くるみや落花生などの乾燥した食材でも、とろろ、豆腐といった水分を含む食材でも使い勝手がいいです。
使うときにはいくつか注意が必要です。使用前には擂鉢のなかを水洗いし、ホコリを落としてください。水を通すと擂鉢が適度に水分を含み、食材のにおいや色素がつきにくくなる効果があります。
また底にはざらつきがあるため、擂鉢の下に濡らしたふきんや手ぬぐいなどを敷いて使うと、テーブルを傷つけず安定感も出て安心です。東屋の「麻布十四番」を一緒にお使いいただくのもおすすめですよ。
粗い土を使用していることから、食材や水分を入れたまま長時間放置すると、カビやにおい移り、汚れの染み込みの原因になります。使ったあとは食器と同様に中性洗剤などを使って洗い、水気をとってしっかり乾燥させてくださいね。
内側の櫛目のお手入れには天然のたわしや薬味寄せを使って、食材をかき出してください。長く使ううちに櫛目が欠けてしまうことがあるかもしれませんが、お直しはできません。ていねいに使っていただけたらうれしいです。
使い方の幅、広がる
七寸サイズには、こちらの擂粉木がぴったり。ぜひ一緒に使ってくださいね。擂粉木のワイルドな木の雰囲気が、重厚感ある擂鉢にマッチします。
大きなものも、小さなものも、食材をたくさん入れられるから、使い方の幅がグッと広がります。家族で食卓を囲むときにもぴったりな、ちょうどいいサイズ感がうれしいんです。
photo by Saori Kojima text by Kaori Sugimoto edited by Ikumi Tsubone
メンバーのおすすめポイント
東屋について
1997年の創業当時から信頼できる国内の手工業と協働し、暮らしの道具をつくり続けている東屋(あづまや)。日本の職人の技術を絶やさぬよう、ものづくりの仕組みから正し、使い勝手や使い心地を追求した商品を生み出すという一切妥協のない姿勢を貫いています。
サイズ | 直径約210mm×高さ約90mm |
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重さ | 約1.1kg |
素材 | 伊賀黄土 |
製造 | 耕房窯(三重県伊賀市) |
生産国 | 日本 |
箱 | 有り |
注意事項 |
・撮影上、実商品と写真で色味が若干異なる場合がございますのでご了承ください。 ・一点一点手づくりのため、色味や形などに若干の個体差があります。 ・使用前は水洗いしてホコリを落としてください。 ・底にざらつきがあるため、使用時は下にふきんなどを敷いた状態で使用するのがおすすめです。 ・使用後は、櫛目に沿ってたわし等で食材をかき出し、水洗いしてください。金属製のたわしは櫛目を損なうおそれがあるため使用しないでください。 ・食材を入れたまま放置するとカビの原因となります。また、すり鉢の中に水分を入れたままにすると汚れが染み込みにおいが残りやすくなります。しっかり洗い流し、水気をよく切ってから、風通しのいい場所で斜めに立てかけ裏返して乾燥させてください。 ・櫛目を損なわないよう、ほかの食器と重ねずに保管してください。やむを得ず重ねる場合は、間にふきんなどを挟んでください。 ・長時間使用しない場合は、綿布などに包み、湿気の少ない場所にしまってください。 ・電子レンジは使用可能ですが、直火やオーブンでは使用できません。 ・櫛目が欠けた場合、お直しはできません。そのままお使いください。 |
こちらの商品はギフトラッピング対応商品です。ご希望のお客様は、以下より種類を選択し、カートに追加をお願いいたします。
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※記入例
ディレクター / バイヤー 坪根
今回、商品撮影の際にポテトサラダをつくったのですが(すりこ木は、「擂粉木 七寸鉢用」を使用)、じゃがいもがとっても潰しやすくてあっという間にいい感じに。
個人的にマッシュしすぎずに、ごろっとしたいもが残っているほうが好きなのですがその調整もばっちりです。
ほかの具材も入れて味付けもしたら、そのまま食卓にサーブ。
想像以上に違和感がなく、器としての魅力も十分にあります。さすが東屋さん!
代表 / デザイナー 島
東屋さんの店舗に伺った際、一番はじめに欲しいと思った商品がこのすり鉢。
伊賀焼の力強さもありながら艶のある黒の釉薬が上品で、明るい色合いのおかずがとくに引き立ちます。
ぜひそのまま食卓に出して器としても使ってほしいすり鉢です。
我が家は5人家族ですが、七寸サイズは小さすぎず大きすぎず、おかずをつくるには一番使い勝手のいいサイズだと感じました。
デザイナー 根本
現代の食卓や台所にも合う、和食器だけれどモダンな印象があってお気に入り。
櫛目が細かくザラッとしているので、少ない力ですることができます◎
七寸は、大きなお芋から、細かい粒状のものまで使える、一家にひとつあると頼もしいサイズ。
私としては大和芋をすって「とろろ」にしたい! 注ぎ口がついているので、すったらそのままご飯の上へ。
なんてぜいたくな食べ方なんでしょう。
プロジェクトマネージャー 三井
昔はどの家庭にもあったすり鉢ですが、最近はあまり見かけないような気がします。
伊賀焼のすり鉢は職人の技が光る逸品で、造形も美しく、食卓になじむ色合いです。
七寸は直径21センチ程度なので、少しボリュームのあるお料理によさそうです。
ホクホクのじゃがいもを使って、ポテサラをつくりたい欲求が高まりました。すりこ木とセットで贈りものにいかがでしょうか。
ライター 瀬戸川
土鍋で有名な伊賀焼きとあって、ずっしりとした安定感が頼もしいです。「する」作業は、安定感が大切ですからね。
七寸は大きめのじゃがいも2、3個が調理できる、料理にちょうどいいサイズです。
私がまずつくりたいのは、すり鉢いっぱいの山芋のとろろ! 想像しただけでお腹がぐぅーっと鳴ります。
ライター / バイヤー 杉本
胡麻やスパイスなどのちょっとしたものをすったり、じゃがいもやかぼちゃなどの大きめ食材を潰したりと、幅広い用途で使っていただける七寸サイズ。
私は愛犬のごはん用にも使いたいなと考えています。
お腹をこわしてしまったときや、食欲がないときなどにふやかして与えるカリカリフード。
この擂鉢があれば、少しふやかしてさっと潰せるから勝手がよさそう。
赤ちゃんがいる方は、離乳食をつくるときも便利ですよ。