家具銘木のカール・スモークチップ サクラ/クルミ/ナラ(約15回分)

5年もの時間をかけて完成

家具制作で使われる木材のうち、35％は木くずとして廃棄されてしまうそうです。その通常は廃棄されてしまう部分を生かそうとつくられたのが、「higure」のカール・スモークチップです。

考案したのは、『金鱗』の３代目・石川智規さん。静岡県で無垢材を使ったオーダーメイドの家具づくりを行っています。

一般的に燻製用と販売されているスモークチップは、丸太を粉砕してつくられているため、厚みがあり、樹皮も含まれています。さらに、丸太の中心部分まで完全に乾燥していないため、製造の段階では湿り気もあります。

一方で、higureのチップは完全に乾燥させた家具用の板材がもとになっているため、チップも当然乾燥しています。また、板材を機械のカンナで削ることでできるため、一つひとつが細かく、くるっとロール状になっているのが特長。

この形は空気を含みやすく、燻製に必要な不完全燃焼を効率よく行えます。つまり、「燻製にとても適している」チップなのです。

思いたったときに、すぐにスモーク！

カール・スモークチップの材は「家具銘木」と呼ばれる、サクラ（山桜）、クルミ、ナラの３種類。

サクラ…スモークの初心者の方に。甘さのある燻香が特長で一般的にスモークと聞いてイメージするような香りを楽しめます。どんな食材にも使えます。

クルミ…食材の味をしっかり楽しみたいという方には、クルミがおすすめ。こちらもどんな食材にもおすすめです。

ナラ…魚やチーズなどの乳製品に適したチップ。ウィスキーに合うような芳醇な香りを楽しめます。

通常のスモーカーでも使用できますが、やっぱりhigureのオリジナルスモーカーと合わせて使うのがおすすめです。

「このスモーカーなら思いついたときに燻製ができるので、たとえば夕飯を食べ始めているときでも、気軽にもう一品増やすことができます。リビングでゆったり椅子に座り、一杯飲みながら、テーブルには燻製器があって本を読んでいるーーそんな風景もイメージしています」と石川さん。

燻製生活が日常の当たり前になるって、想像するとなんだかワクワクしませんか？

photo by Saori Kojima　text by Ikumi Tsubone

メンバーのおすすめポイント

higureについて

静岡県で無垢材を使ったオーダーメイドの家具づくりを行う『金鱗』が、初めて立ち上げたオリジナルブランド。燻製器、燻製用チップ、木の器をはじめ、「日が暮れたあとのゆったりした時間で使う暮らしの道具」をイメージしたアイテムを展開しています。

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